内容説明
摂食障害は病状が進行すると、治療や支援が一筋縄ではいかなくなります。早期発見、早期対応・支援が不可欠で、家庭や学校などでは毎日の生活の中で多くの支援の工夫が必要になります。本書では一般の方々に理解しておいてほしい摂食障害の子どもたちに関する基本的知識、チームとしての支援方法に加え、家族や学校が摂食障害の子どもたちにできる支援、摂食障害の子どもたちと生活をともにしている家族への支援についても述べています。
目次
第1章 摂食障害とは
第2章 神経性やせ症と回避・制限性食物摂取症(体重減少時の状態、支援、治療)
第3章 過食性障害と神経性過食症(体重減少がみられない時の状態、支援、治療)
第4章 神経性やせ症の予後と予防
第5章 入院治療におけるチーム支援
第6章 神経発達症(発達障碍)と摂食障害の関係
第7章 家庭でできること
第8章 学校との連携の基礎
第9章 問題となる症状への対策と気になる身体合併症
著者等紹介
〓宮靜男[タカミヤシズオ]
たかみやこころのクリニック院長。大分県出身。1991年、神戸大医学部卒業後、発達障害、小児心身症、小児摂食障害、小児がん、婦人科がん、産前産後のコンサルテーション、学校との連携などを中心に総合病院にて診療。定年退職後2016年8月にクリニックを開設。日本摂食障害学会理事、日本摂食障害協会参与、子どものこころ専門医、日本精神神経学会指導医、日本心身医学会指導医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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