出版社内容情報
聞こえのよい言葉で飾られた次期学習指導要領は、子どもの「学ぶ権利」、教師の「教える自由」を奪う危険をはらんでいます。2015年8月、中教審教育課程企画特別部会から次期学習指導要領改訂の「論点整理」が出されました。
「アクティブ・ラーニング」「パフォーマンス評価」「カリキュラム・マネジメント」「チーム学校」などのカタカナ文字が多用され、あたかも新しい教育を目指しているように見えますが、学校や子どもが抱えている現実の問題の解決にはほど遠い内容が示されています。
私たち市民は、子どもの「人格の完成」をめざす教育、
真に子どものための教育が行なわれるよう、
今、声をあげていかなくてはなりません。
読者のみなさまへ
第1章 学習指導要領でしばられる子どもと学校
第2章 学習指導要領をどのように変えようとしているのか
第3章 教科・科目をどのように変えるのか
第4章 なぜ、このような学習指導要領がつくられようとしているのか
第5章 こんな教育・学校をつくりたい
子どもと教科書全国ネット21[コドモトキョウカショゼンコクネットニイチ]
1998年6月結成。すでに子どもと教科書を取り巻くさまざまな問題について発言し、行動する市民、これから考えていこうとしている人々や団体をつなぎ、ともに取り組むことを目的とした団体です。子どもと教科書、教育の問題を、地域から考え・とり組み・発信するという、地域発信型のネットワーク活動を目指しています。
目次
第1章 学習指導要領でしばられる子どもと学校(そもそも学習指導要領とは?;学習指導要領と「教育改革」で子どもと学校は? ほか)
第2章 学習指導要領をどのように変えようとしているのか(そもそも学校教育は何をめざすのか?;学習指導要領のどこをどう変えようとしているのか ほか)
第3章 教科・科目をどのように変えるのか(「道徳科」をすべての教育活動の上に;高等学校に新設される道徳・規範教育の科目「公共」 ほか)
第4章 なぜ、このような学習指導要領がつくられようとしているのか(政権と財界が描く暗い未来を子どもたちに手渡すことはできない;安倍政権の教育政策とそのルーツ)
第5章 こんな教育・学校をつくりたい(子どもの目線から教育を考える;本物の科学や文化を子どもたちに ほか)
感想・レビュー
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