出版社内容情報
がん経験者の就活に必要なすべてが詰まった一冊!
履歴書・職務経歴書の書き方、面接の仕方、メール・電話対応といった就職活動の基本の「き」から、がん経験者が直面する
就活の困難、心構えや対処法までを具体的に解説しました。
面接一問一答集・先輩たちの実体験コラムなど多数掲載。
AYA 世代の新卒者のための就活情報も備えた、がん経験者の就活に必要なすべてが詰まった一冊!
【著者紹介】
がんサバイバーによって設立。ハンディキャップを背負うすべての人びとの、生きる意欲や能力を十分に発揮できる社会の実現に向けた支援を目的とする。サバイバーシップ啓発のために、イベントの企画やさまざまな情報発信を行なっている。
内容説明
こんな悩みはありませんか?面接のとき、病気のことをどこまで言えばいいの?これからも働きたいけど、それって会社には迷惑?病気の経験をポジティブに伝えたいけど、うまくいかない…。働きたいのに、躊躇してしまう自分がいます。働くことをあきらめないすべての人へ。
目次
第1章 働くまで(「なぜ働くのか」を改めて考える;病気のオキドコロはどこですか? ほか)
第2章 就活をはじめよう(現在の就活事情を確認してみよう;履歴書を書いてみよう ほか)
第3章 就活テクニック(就活スタイル、ここをチェック!;どうする?スケジュール管理 ほか)
第4章 AYA世代の就活(「働くこと」って何だろう?;健康管理は大切です! ほか)
第5章 働きはじめたら(職場でのコミュニケーション;上司とのコミュニケーションがポイント! ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のり
2
世の中には癌に対する偏見があるが、癌に限らず、偏見や誤解は私たちの暮らしにつきもの。働く力をフェアに判断してもらうためには、自身の説明力やアピール力が不可欠。企業が知りたいのは、癌のストーリーではなく、その人の今。何ができるのか、会社にどんなふうに貢献してくれるのかが知りたい。罹患をきっかけにいったん職場を離れた後に再就職を目指す方、癌経験者で初めて就活に挑む方、また病気という条件がなくても参考になる内容でした。仕事をすることで得られる喜びも多いので、病気になっても仕事はできる限り続けたいと思いました。2016/02/18
あお
2
あとがき読んでたら涙が出てきました。私も持病持ちなので、仕事と体調と考えることも多く、興味があって一気に読めました。こんなにきめこまやかにアドバイスや対応や心持ちを説いた本は貴重だと思う。著者もがん経験者というのも大きいのかも。先輩たちのハローワークのなかで印象的だったのは以下。がんの経験は思った以上に自分を豊かにする。自分が望むくらしはなんなのかを明確にすること。面接を繰り返していくうちに、病気のことは告げるべきだという答えにたどり着いた。また、それを理解してくれる会社に入るべき。★★★2015/10/17
Tonex
2
がんの体験記はたくさん出版されているが、再就職に特化した本は珍しい。がんに限らず、何らかの理由で社会から脱落してしまった人の社会復帰に必要なものは何か? まずは正しい情報だと思う。2015/09/26