出版社内容情報
防衛政策や安全保障問題のスペシャリストである新聞記者と、イラク戦争違憲訴訟で知られる気鋭の弁護士が改憲への流れや狙いを斬る。
防衛政策や安全保障問題のスペシャリストである新聞記者と、
イラク戦争違憲訴訟で知られる気鋭の弁護士による対談録。
閣議決定における集団的自衛権の行使容認という、この国の民主主義や安全保障にかかわる大転回と、改憲への流れや狙いを第1次安倍政権前後からみていき、第2次政権の戦争できる国へと向かうための、工程、ポイントを、安倍政権の周辺事情をよく知るふたりが、鋭く解説する。
第1章 安倍政権が目指す危険な国家像
第2章 立憲主義をないがしろにする安倍政権
第3章 集団的自衛権行使の論理と手法
第4章 世界から孤立する日本
第5章 着々と進む「憲法破壊」
第6章 大きな曲がり角でわたしたちがするべきこと
【著者紹介】
1955年生まれ。東京新聞論説委員兼編集委員。1992年より防衛庁(省)取材を担当。米国、ロシア、韓国、カンボジア、イラクなど自衛隊の活動にまつわる海外取材の経験も豊富。2007年、東京新聞連載の「新防人考」で第13回平和・協同ジャーナリスト基金賞大賞を受賞。日本の防衛・安全保障政策に関する取材の第一人者。著書に『日本は戦争をするのか―集団的自衛権と自衛隊 』 (岩波新書/2014)、『集団的自衛権のトリックと安倍改憲』(高文研/2013)『3・11後の自衛隊―迷走する安全保障政策のゆくえ』 (岩波ブックレット/2012) 。など多数。
内容説明
安倍政権壊憲のロードマップを読み解く。第1次安倍政権から、現在にいたるまでの安全保障政策上の問題点を指摘。憲法と安全保障が大きく崩れていくいま、対抗のための論理を鍛える。
目次
第1章 安倍政権が目指す危険な国家像
第2章 立憲主義をないがしろにする安倍政権
第3章 集団的自衛権行使の論理と手法
第4章 世界から孤立する日本
第5章 着々と進む「憲法破壊」
第6章 大きな曲がり角でわたしたちがするべきこと
著者等紹介
半田滋[ハンダシゲル]
1955年生まれ。東京新聞論説委員兼編集委員。1992年より防衛庁(省)取材を担当。アメリカ、ロシア、韓国、カンボジア、イラクなど自衛隊の活動にまつわる海外取材の経験も豊富。2007年、東京新聞・中日新聞連載の「新防人考」で第13回平和・協同ジャーナリスト基金賞(大賞)を受賞。日本の安全保障政策に関する取材の第一人者
川口創[カワグチハジメ]
1972年生まれ。弁護士。名古屋第一法律事務所所属。日弁連憲法委員会副委員長。2004年2月にイラク派兵差止訴訟を提訴。同弁護団事務局長として4年間、多くの原告、支援者、学者、弁護士とともに奮闘。2008年4月17日に、名古屋高裁において、「航空自衛隊のイラクでの活動は憲法9条1項に違反」との違憲判決を得る。2006年『季刊刑事弁護』誌上において、第3回刑事弁護最優秀新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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