出版社内容情報
袴田事件が、克明な立証によって、冤罪であることを初めて指摘した原点の書、待望の復刊!
江川紹子氏推薦!
袴田事件が、克明な立証によって、冤罪であることを初めて指摘した原点の書、待望の復刊!江川紹子氏推薦!
*原著『地獄のゴングが鳴った―無実のボクサー袴田巌』(三一書房刊)
【袴田事件】
1966年6月30日未明、静岡市(旧静岡県清水市)のみそ製造会社の専務宅から出火し、焼け跡から一家4人が他殺体で発見された。静岡県警は社員寮の部屋で被害者の血が付いたパジャマが見つかったとして、従業員だった袴田巌氏を強盗殺人容疑で逮捕。袴田氏は無罪を主張したが、静岡地裁は68年、死刑を言い渡し、80年に最高裁で死刑が確定した。世界で最長記録の46年間もの長い勾留が続いたが、第2次再審請求で、静岡地裁は2014年3月27日死刑と拘置の執行を停止する決定を出した。
袴田は、捜査機関によりねつ造された疑いのある重要な証拠によって有罪とされ、極めて長期間死刑の恐怖の下で身柄を拘束されてきた。 無罪の蓋然性が相当程度あることが明らかになった現在、拘置をこれ以上継続することは、耐え難いほど正義に反する状況にあると言わざるを得ない。(袴田事件再審決定要旨より)
まえがき
第1章 闇の炎
第2章 死体
第3章 逮捕
第4章 自白
第5章 ザ・ボクサー
第6章 自供の謎
第7章 血痕
第8章 凶器
第9章 侵入口
第10章 犯人像
第11章 奇怪な事故郵便
第12章 血まみれの着衣
第13章 死刑判決
第14章 黒川財布の謎
第15章 「科学」鑑定、崩壊す
第16章 はけないズボン
第17章 「マニラ演奏」の謎
第18章 再審へ
あとがき
袴田秀子さんの寄稿
解説 江川紹子
【著者紹介】
1933年生まれ。早稲田大学卒業後、団体記者を経て、フリーランスに。医療体制や、土木産業などの人的・組織的な利権構造や支配構造を鋭く追求する。袴田事件に関わったときから冤罪を信じ、20年にわたり支援活動に携わる。『権力の犯罪 ドキュメント冤罪』(講談社文庫)など著書多数。
内容説明
袴田事件が、克明な立証によって、冤罪であることを初めて指摘した原点の書、復刊!
目次
闇の炎
死体
逮捕
自白
ザ・ボクサー
自供の謎
血痕
凶器
侵入口
犯人像
奇怪な事故郵便
血まみれの着衣
死刑判決
黒皮財布の謎
「科学」鑑定、崩壊す
はけないズボン
「マニラ遠征」の謎
再審へ
著者等紹介
高杉晋吾[タカスギシンゴ]
1933年秋田県生まれ。ジャーナリスト。早稲田大学第一文学部卒業。団体記者を経て、フリーランス。医療体制や、土木産業などの戦前から連綿と続く人的・組織的な利権構造や支配構造を鋭く追求する。袴田事件を当初から冤罪であると考え、袴田事件が冤罪であることを初めて世に問う『地獄のゴングが鳴った~無実のプロボクサー袴田巌』(三一書房、1981年)を出版し、20年にわたり支援活動にも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takao
haha haha
鮫肌ハート