子どものこころの発達を知るシリーズ<br> 性別に違和感がある子どもたち - トランスジェンダー・SOGI・性の多様性

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子どものこころの発達を知るシリーズ
性別に違和感がある子どもたち - トランスジェンダー・SOGI・性の多様性

  • 康純
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 合同出版(2017/06発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 112p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784772611503
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0037

出版社内容情報

子どもが自分本来のジェンダー・アイデンティティを選択し、適応していこうとする過程を歩むとき、さまざまな困難に悩まされます。
 性別に違和感をもつ子どもたちと接していると、学校や社会の枠組みのなかでとても傷つき、不安に押しつぶされそうになりながら生活していることに気づかされます。問題は子どもにあるのではなく、社会の受け入れ方にあるのです。
 性同一性障害という疾患があるから対応するのではありません。子どもが自分らしいジェンダー・アイデンティティを確立する課程で性別違和を表現したときに、周囲にいる大人たちがその気持ちを受け入れ、支え、安心して自己を表現できるような生活環境を保障することが重要です。

第1章 性別に対する違和感とは
症例1:トランスガール/症例2:トランスボーイ
第2章 性別違和の症状と特徴
1 「性」という言葉のもつ意味
2 診断名の変更─「性同一性障害」から「性別違和」へ
3 年齢によって異なる性別違和の症状と特徴
4 ジェンダークリニックの役割
第3章 歴史から見る性別違和
1 日本の歴史のなかでの性別違和
2 西洋の歴史のなかでの性別違和
3 医学の歴史のなかでの性別違和
4 現在の性別違和
第4章 性別違和と同性愛
1 なぜ同性愛の知識が必要なのか?
2 同性愛の歴史
3 同性愛の疫学
4 同性愛の子どもたちへの対応
第5章 性別違和の疫学と原因
1 疫学的調査─性同一性障害の発生率
2 原因─性染色体と脳の性分化
第6章 性に関する発達
1 成長と発達のちがい
2 子どもの発達特性は幅のある経過をたどる
3 子どもの性別認識は揺らぐ
4 主な発達理論
5 発達理論だけでは子どもの特性をとらえきれない
第7章 子どもたちのために学校・家族ができること
1 性別違和がある子どもにどう接すればいいのか?
2 性別違和を打ち明けられたら
3 当事者の家族
4 支援のためのサポート資源は?
5 学校にはどういった対応が求められるのか?
6 学校にはどのような準備が必要か?
7 支援を継続していくうえでの注意点
■全国のジェンダークリニック一覧

康 純[コウジュン]
大阪医科大学総合医学講座神経精神医学教室准教授。1990年大阪医科大学を卒業後、同大学神経精神医学教室に入局。同教室助手、講師を経て現職。性同一性障害診療の専門家として豊富な臨床経験をもち、性同一性障害の診療ガイドライン作成などにも携わっている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

katoyann

24
精神科医が書いた、性別違和を抱える子どもに関する入門書的な研究書。出版時点での最新の研究知見を紹介しながら性別違和を抱える子どもの心理や発達の課題と配慮について説明している。医学と心理学では性別違和は生得的な要因と環境的な要因の相互作用で生じるという見解が有力であるそうだ。当事者の子どもは親の無理解に苦しめられる事が多く、ホルモン投与の選択も親との摩擦を経て認められることも多々あるという。メンタルヘルスを考える時も家族や教育関係者が受容的に理解して、当事者が生きやすいような配慮をする必要がある。勉強。2023/11/12

tellme0112

7
読みやすかった。「性別違和」っていうんだ!と分かった。二択ではなく。2018/08/18

いとう

6
用語と概念(同性愛とトランスセクシュアリティの違いなど)の整理、歴史、基本的な対応など基本的なことをとても分かりやすく書いてあった。 『おわりに』に「性同一性障害という疾患があるから対応するのではなく、子どもが自分らしいジェンダーアイデンティティを確立する過程で性別違和を表現したときに、周囲にいる大人たちがその気持ちを受け入れ、支え、安心して自己を表現できるような生活環境を保障することが重要」とある。また、本文中には著者はまず関心を持ってほしいと訴えており、関心をもちやすいような構成や内容だったと思う。2024/07/03

T

5
性別違和のある子どもの対応を学びたいと思い読んでみた。7章から成るが、対応については最後の7章のみで、6章分は性別違和や異性装、同性愛の歴史的変遷や、生物学的、精神的発達など、著者らが医師であることから医学的な定義が中心であった。歴史を紐解くのは大事なことだが、対応についてもう少しボリュームがあってもよかったように思う。医学的な著書でLGBT活動家による著書と異なり、多様性の大切さは説きつつも、疾患的な理解に重きが置かれていると感じた。相談先としてジェンダークリニックを勧めている点も医学的。かなり堅め。2020/09/12

空白少女

2
簡潔で読みやすい!2023/10/16

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