内容説明
TPPは農業だけの問題じゃない。日本人の生活すべてに降りかかってくる大問題なんだ。かわいいおサルさんがトコトン噛み砕いた説明を聞けば、国や大企業が隠したい真実が見えてくる。さあ、みんなで学んでTPPに「NO!」の声を。
目次
第1章 「TPPで日本が発展!」の勘違い
第2章 TPPで日本社会はどうなる?
第3章 TPPで食はどうなる?
第4章 TPPと遺伝子組み換え
第5章 なぜ日本は加盟したい?
第6章 TPPでは幸せになれない
第7章 米韓FTAを参考にしよう
第8章 自由貿易について考えよう
著者等紹介
安田美絵[ヤスダミエ]
料理家・市民活動家。ルナ・オーガニック・インスティテュート(マクロビオティック料理教室&持続可能な食の学校)主宰。早稲田大学卒。食の選択によって健康が実現できるだけでなく、環境問題、南北問題、悪い意味でのグローバリゼーションの問題など、さまざまな問題を解決できることを、料理教室や講演によって訴えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
32
サルでもわかるTPP―入るな危険!「強欲企業やりたい放題協定」。安田美絵先生の著書。安田美絵先生が「強欲企業やりたい放題協定」と呼ぶTPP、環太平洋パートナーシップ協定の問題点がわかりやすくまとめられている一冊です。TPPという言葉は知っていても内容についてはよく知らないという人、多いと思うんです。そんな人にとても役立つ内容です。2018/12/13
壱萬参仟縁
4
著者はTPP反対。NGOに立脚する評者と立場は同じ。グローバル化や昔からの南北問題(1959年O.フランクスが提起)の弊害を踏まえるからこその反対論。有機農業を料理に活用する著者だからこそ、反対の根拠に説得力がある。低賃金、国民皆保険の瓦解、地方経済の壊滅、などの弊害が目立つ。そして、都道府県毎に決められている最低賃金制度の切り崩しもあるかもしれないと評者は恐れる。現状として、ただでさえ日本は貿易赤字に既になっており、韓国のIT企業に負けている中、もっと在庫が増えて結局、買われずにゴミと貸すかもしれない。2012/11/08
ぴっころろ
0
職業柄シリーズ。気になるワード投機マネー、モンサント、ミニマムアクセス米、Downer cow、比較優位説2013/05/06
セロ弾き
0
たしかにサル向きではあるけど、どうも何か違う気がする。2012/09/30
zero
0
TPP加盟により、日本は、国民の健康や生活を守ることのできない国になってしまうと思った。もっと研究・・・
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