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内容説明
アスペルガー症候群のお母さんとアスペルガー症候群のふたりの息子と怒って泣いて笑って感動の子育て記録。
目次
プロローグ 私の子ども時代
1 ずっと知らなかった私の特徴
2 なんだそうだったんだ
3 こだわりのある生活です
4 私たちは脳のタイプが違うんです
5 私たちのことを知ってください
6 ゆっくりいこう
著者等紹介
兼田絢未[カネタアヤミ]
1968年、広島市生まれ。ストレスからうつ状態になり37歳で受診、アスペルガー症候群の診断を受ける。息子たちに支えられ、明るく楽しく前向きをモットーにアスペルガー的こだわり生活の充実計画を実行中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
51
ご自身も幼い頃より生きづらさに悩み、ダメな子なのだと悩み、それを克服するために果敢にも努力をして多数派に近くまで成長されました。そして子供が二人とも自分とよく似ていることに気づいて、自身もアスペルガーだと診断を受けます。自分が経験したことを分かりやすく説明しているので、私は胸にずしんと響きました。こんな風に感じているのだとは、何故、理解出来ないのかわからないと本人も感じてるとは思ってなかったです。長年かけて培った著者さんの息子さんたちへの対応が素晴らしい。当事者でなければ、出来ないことかもしれません。2014/05/21
スノーマン
29
ご自身もアスペルガーであるお母さんが通訳となり、いくつもの具体例や対処法など、具体的でとてもわかりやすいです。息子も電気が点灯する前のチカチカを見ないようにしたり、ファンヒーターが立ち上がる音を聞こえないように耳をふさいだり、そういうことを自分で出来る前は、その場から逃げ出したりしてたな。息子小5になり、言えば伝わるのではないかと、ついつい『普通』と違う変な行動を叱ってしまうこの頃。困ってることへの言葉かけ、一呼吸置いてからわかりやすく伝えなければなと反省ばかり。2017/05/26
ロア
29
良書。対処方法の具体例が豊富で、とても分かりやすい。2017/04/08
ルキシュ
14
分かりやすかった。夫は多数派で、私と子どもは少数派の我が家の相互理解に繋がりました。私はあるあるすぎて、涙も出そうになるし、今更ながらハッと気がついたこともありました。夫にいくつか読んでもらったら、「俺は多数派だった。分からないことが多すぎる」と言われました。 予定変更が苦手なのは、良くも悪くもなんですよね。それがなかなか伝わらない。こういう伝え方だと分かりやすいというのがしっかり書いてあったので、予防接種や卒園式、参考になります。2015/01/20
粋花
12
検査を受けていないのだけど、私自身きっとアスペだと思う。こだわり強かったり、他人の言葉を真に受けて人間関係築けなかったりしてきたので。この本を読んで、あるある!と共感したり、子供からの難しい質問への回答に感心したり、とても勉強になった。アスペの人たちには生きにくい世の中だけど、工夫次第で共存はできるんだよね。2015/06/11