内容説明
アンネと同じ年に生まれ、広島で被爆し、戦後その体験を世界に伝え歩くとともに、アンネのいとこや親友ハンナさんらとの面会、アウシュビッツ収容所やオランダ、ドイツへの訪問を重ねながらアンネ・フランクとナチスによるホロコーストを研究してきた著者が描くアンネの生涯と戦争の現実。
目次
第1章 アンネの家族
第2章 アンネが生まれた時代
第3章 オランダに渡ったアンネ一家
第4章 子どもたちもレジスタンス活動に参加した
第5章 1942年7月隠れ家に身を隠した日の話
第6章 25カ月、隠れ家のアンネたち
第7章 隠れ家での人間模様
第8章 逮捕された日のできごと
第9章 死の収容所へ
第10章 アンネが亡くなってから
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いっせい
46
実はまだ、「アンネの日記」は読んだことがありません。こちらの一冊は、ホロコーストとアンネ・フランクの研究を続ける著者が、アンネの15年の生涯を辿りながら、平和について考えさせる内容となっています。日本で行われた「アンネ・フランク展」である作家が寄せた言葉、「清く美しい死」。それに対する著者の言葉、「戦争によって強制された死を「清く、美しい」なんていう必要はありません。事実をありのまま受け止め、その惨めな死を招いた責任を考え、二度とこういう悲しいことを許してはならないと誓うことこそ大切なのです。 同感です。2020/02/13
このみ
5
アンネと同じ1929年生まれの著者は、1945年広島で被爆している。「アンネ・フランク生誕80年となる2009年。広島の原爆を体験してもなお、生きて80歳を迎えることができた私は、あらためて同時期に生まれたアンネの生涯をたどりました」女優オードリー・ヘプバーンも1929年生まれ、ナチス占領下のオランダで家族ぐるみでレジスタンスに協力していたとのこと。隠れ家の8人と黒猫ムッシーの760日。近隣の住民は薄々気付きながら口を噤んでいたとのこと。ハンナを始め沢山の関係者への取材の上、日本人視点での丁寧な書きぶり。2026/03/28
aoi
4
アンネと同じ年に生まれ被爆体験をされた80歳(発刊当時)の女性によって書かれたこの本は、読みやすく、わかりやすい。 「アンネの日記」に対する日本人の捉え方は“時代の背景と切り離”されていると作者は指摘しており、数年前に「アンネの日記」を再読したときに覚えた違和感がやっと解決した。 この指摘どおり、厚くない本ながら、ナチスが台頭してきた流れや、オランダの時流やレジスタンスの活動など時代背景をおさえて書かれている。 2014/09/10
わきち@肩書きは妄想家
3
おそらく子供を対象にした伝記でしょう。わりと易しく書いてありました。しかし押さえるべきところは押さえておりますので、大変勉強になりました。易しく書いてあるからこそ、伝わるものもあると思います。2011/11/08
かん
2
さくっと読めた。 ホロコーストや、ゲシュタポの意味とか、そういった用語の解説もあるのでこの時代の背景も分かりやすく書いてあると思う。 この本を書いた黒川さんは最近お亡くなりになられたらしい。 ご冥福をお祈りします。2014/09/06
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