内容説明
世界の人口の約半分の30億人がマラリアの危機にさらされているという事実。
目次
第1章 蚊の命と時間
第2章 歴史の中の蚊
第3章 軍服のモスキート
第4章 グローバリゼーションとモスキート
第5章 予防の政治
第6章 モスキート・カルチャー
第7章 未来
著者等紹介
スウィフト,リチャード[スウィフト,リチャード][Swift,Richard]
雑誌「ニュー・インターナショナリスト」共同編集委員
森下麻衣子[モリシタマイコ]
(特活)オックスファム・ジャパン(アドボカシー・オフィサー)。慶應義塾大学法学部卒。外資系証券会社を経て2004年より国際交流団体ピースボートの平和開発教育プログラムの企画実施に携わる。2010年より現職。貧困問題や気候変動などの問題に関して、経済的公正の視点からアドボカシー活動をおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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里馬
7
【図】毎年100万から300万の人が三大感染症の一つマラリアによって命を落とす。蚊はその他西ナイル熱、黄熱病、デング熱、そしてさまざまな脳炎などの病気を媒介。免疫を持たない白人はそれを持つ黒人を迫害。蚊が媒介するという認識がなかった19世紀末は人格が堕落していると感染すると考えられる。1943-44にはナチス軍により戦略的にイタリアでマラリアが蔓延。2011/07/06
ELW
0
マラリアがたいへん重要な疫病というのは知っていたが、この手の本を読むたびに、疫病の撲滅とかコントロールは不可能ではないかと感じられ、暗澹たる気分になる。うさんくさい『銃・病原菌・鉄』を読んでおいて一応、良かった。2013/06/23