目次
第1章 フェアトレードってなんだ?
第2章 国際貿易における矛盾とフェアトレードの取り組み
第3章 フェアトレード製品の背後にいる生産者たち
第4章 急募!良心的な消費者
第5章 企業のやり方を変えよう―「底辺への競争」を止めるには
第6章 綿と綿織物―ねじれた貿易のヨリを戻すには
第7章 コーヒー生産者へフェアな利益の分配を
第8章 手工芸品―創造性に価値を
第9章 米は命
著者等紹介
北澤肯[キタザワコウ]
フェアトレード・リソースセンター代表。1971年生まれ。NGOスタッフとして2000年にカンボジアへ赴任。2003年からフェアトレードの国際認証機関に勤務。自転車を使ったエコ広告「アド・バイク」の代表取締役、HIVと人権・情報センター事務局員、児童労働ネットワーク運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
19
簡略化して、中学校の社会科の教材として使ってほしい。自分が身に着ける物、口にする物がどんな経緯を経て手元に来たのか。心と頭が柔軟な時代に知ってほしい。2020/04/18
今野 富康
4
2008年の本なので少々内容が古いが、それ以前のフェアトレードの状況は概ね本書で掴め得る。サプライチェーンの出発点にいるのは一次産品の生産者。たとえば一次産品の生産者がいなければ、食べ物の殆どは食卓に上らない。それにもかかわらず、とくに途上国の生産者の生活は貧しくなりがち。関税などの国際貿易の仕組みや、先進国の農家への補助金(事例では米の綿花農家への助成金)が結果として一次産品の市場価格を押し下げ途上国の農家を圧迫している。思った以上に複雑な要因があることがわかった。2016/09/29
テツ
2
フェアトレードとはなんぞやという全く知らない方が入門として読むには良い本。ファアトレードの理念、歴史、今後の課題などについてとりあえず知ることが出来る。まず知識を得ること。その上で世界の在り方をなるべく良い方向に向かわせる為にはどうしたら良いのか考えること。課題も多いけれどフェアトレードのシステムはきちんと構築して世界中に広げるべき。2014/05/29
Kyoko
2
フェアトレードの歴史、利点、課題などについてまとめられた本。研究者やフェアトレードを勉強する学生向けという感じ。表紙はかわいらしく、一般向けという感じだったが、中身とはギャップがあった。フェアトレードについて詳しく知りたい方にはおすすめ。2012/07/16
の
1
商品価値を高めるのも手。2021/01/14
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