内容説明
生命あふれる地球は「奇跡の惑星」といわれます。でも、青い空に浮かぶ白い雲、大地にそびえ立つ高い山々、打ち寄せる波に洗われる白い砂浜といったものも、生命と同じくらいに「奇跡的で」地球にしかないことを知っていますか？地球誕生から現代の温暖化まで、１話完結、全４２話。数々の「偶然」によって織りなされる地球のドラマは、けっして「偶然」の産物ではないことを、科学の目でやさしく解き明かします。そして最後に明かされる「名演出家」の真実とは…。地球の見方が変わる書。
目次
序 ドラマの名演出家「水」
第１章 地球誕生
第２章 生命進化への序幕（原生代）
第３章 生物の発展（古生代）
第４章 大陸の分裂とともに進化した生物（中生代）
第５章 氷河時代に向かう地球（新生代）
第６章 人類と地球環境の変化
終章 地球環境を演出する水の素顔
著者等紹介
西本昌司［ニシモトショウジ］
１９６６年、広島県生まれ。筑波大学第一学群自然学類卒、同大学院博士課程地球科学研究科中退。現在、名古屋市科学館学芸員。２００１年スミソニアン自然史博物館インターン、２００３年よりＮＰＯ法人日本サイエンスサービス理事。教育プログラムや展示・展覧会の企画などにより科学の普及に努めている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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こびわ＠JG2HNC/1
0
簡単に書かれているとはいえ、実はかなり深い内容まで掘り下げられています。地球46億年の歴史の概要を、大づかみにすることが出来る一冊です。また、終章の「水の素顔」は地学だけでなく、化学・生物分野の理解にもつながると感じました。地学に興味を持った中学生から、大人まで幅広い方にお勧めの一冊です。2013/03/30
じょくぼ
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NHKの「地球大進化」が好きな人は、楽しめると思う。ダイジェストとは言え、本ならではの詳しさがあるので、かなり満足。欲を言えば、それぞれの時代の「地図（大陸の位置とか）」があったら、もっとイメージが膨らむかなぁとは思った。2009/05/10
naoto
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軽く読みやすいながら、内容はしっかり。地球科学のおもしろさをふんだんに感じる。巻末、水の話もよかったなぁ。液体より固体の方が軽いヘンな物質、水。でも、水がヘンな物質でなかったら地球にはなってなかったわけだから…水も、もっと深く知りたいね。2022/03/12
