出版社内容情報
ぼくたちはこんなにお腹いっぱい食べられるのに、世界にはなぜ飢える人びとがいるの?ヨーロッパでもっとも知られる飢餓問題の権威ジグレール教授が、飢えの撲滅を目指して次世代に、対話形式でわかりやすく解説しています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ののまる
16
日本出版は2003年。ここに書かれている提言もそのまま全く有効だし、現状が変わっていない、というかひどくなっている気がします。。。2015/11/23
空猫
12
父親が息子の質問に答える形で「飢餓」問題を優しく解説する。子供向けだが、手を抜いていない、子供だけでなく大人も入門編として読みごたえある内容。「飢餓」も「差別」も無くならないのかなぁ。2015/08/05
ぴかいち
7
科学史の課題の参考文献。親が子供に諭すような話言葉で書かれておりわかりやすい。飢餓問題は複雑でもしかしたらなくならないかもしれないけど、考えることはできるだろう。2015/01/13
Mijas
7
アフリカについて調べていた8年程前に購入して読んだが、西アフリカでのエボラ熱流行のニュースを聞いて、改めて読んでみた。飢餓は自然淘汰ではないし、運命でもないとあつく語る著者。文体から、著者のメッセージが伝わってくる。欧米の穀物メジャーの実態と南北問題の根源にあるものを、この本から知ることができる。当時、アフリカでは飢餓で多くの人たちが亡くなった。今は、エボラ出血熱で多くの命が失われている。地球規模の問題がもはや当たり前になった今、日本人はどのような態度をとるべきかを考えさせてくれる本である。2013/10/27
のろのろまちこ
5
小学生にも伝わるように平易な表現で、しかも、息子のカリムと会話する形で読み進めやすいスタイル。2003年出版だが、何も世界は変わっていないことに、餓えの問題の複雑さが現れている。世界情勢や経済問題が苦手な高校生の小論文対策には絶好の一冊。問題の本質はつかめる。ただし、書かれてから10年以上経っているので、数字や国情は確認が必要。2020/04/12
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