内容説明
小児喘息でも、成人喘息でも「本当に喘息なのだろうか?」「今の治療法で治るのだろうか」と心配されている方が大勢いる。本書は、喘息治療・患者教育の最先端をゆく著者が書き下ろした患者さん必携の羅針盤である。四年間で治し切ろうを合言葉にした「喘息大学」24年間の実績、最新の治療法・上手な日常管理法の知恵と知識が詰まっている。
目次
第1部 これだけは知ってほしい喘息の基礎知識(気管支喘息とはどういう病気か?;喘息は医学的にどう定義されているか;喘息の原因は何か ほか)
第2部 新しい薬物治療と上手な自己管理法(新しい薬・これまでの薬;喘息治療の最新「ガイドライン」;患者数の動向と喘息死 ほか)
第3部 喘息を根本的によくする法(意識改革が必要;よく出る質問に答えて;年齢別の上手な対処法 ほか)
著者等紹介
清水巍[シミズタカシ]
金沢・城北病院、城北診療所内科、呼吸器科、アレルギー科医師。日本アレルギー学会指導医・評議員。日本呼吸器学会認定医・指導医。石川県喘息友の会顧問。日本喘息患者会連絡会顧問。喘息大学学長(喘息大学ゼミナール主宰)。金沢大学非常勤講師。略歴、1942年福島県喜多方市に生まれる。1961年金沢大学医学部に入学。1968年大学卒業後、城北病院に勤務。1970年東京虎の門病院にて研修後、金沢に戻り、呼吸器・気管支喘息の臨床・研究に従事。1980年喘息大学を設立、学長となる。1995年第1回日本アレルギー学会アストラ研究奨励助成「名誉賞」を受賞。喘息大学を24年間継続し、1400名の卒業生を全国に送り出した。「喘息大学卒業論文集」(1~23期生)、「成人喘息のためのビデオ」を監修。月刊「わかば」の編集長を務め、ホームページと喘息大学ゼミナールを主宰し、喘息患者教育の分野ではトップレベルの活動をおこなっている。患者と医療スタッフの交流の深まりと充実によって、よい医療が築かれるとの信念のもとに活躍中
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