これでわかるディーゼル排ガス汚染―いま、解き明かされる自動車排ガスの人体影響・その対策

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784772602907
  • NDC分類 519.3
  • Cコード C0036

内容説明

著者らは、国立環境研究所で行なった10年間に及ぶディーゼル排ガス研究によって、気管支喘息、花粉症、肺がん、さらには生殖系にも異状を引き起こすことを実証し、その発症のメカニズムを解明した。自動車排ガス対策の緊急性をオリジナルデータで主張する必読の書。

目次

ディーゼル車のどこが問題か?
自動車排ガスにはどんな物質が含まれているか?
大気環境基準の達成状況と喘息の増加
浮遊粒子状物質の発生源とヒトへの暴露量
恐るべきディーゼル排ガスの健康影響
気管支喘息という病気
第一段階の実験―ディーゼル排気微粒子を気管内に注入
第二段階の実験―ディーゼル排気微粒子+アレルゲンの注入
第三段階の実験―吸入実験による喘息様病態の発現
医学者たちの批判に対する反論
環境と人にやさしくないディーゼル車
自動車排気ガス汚染を低減するために
夢、未来の自動車は水と光だけで走り、公害は無くなるか

著者等紹介

嵯峨井勝[サガイマサル]
1943年北海道斜里郡小清水町に生れる。1972年北海道大学・大学院薬学研究科・博士課程修了。1972年富山県衛生研究所・病理部研究員。1974年環境庁・国立公害研究所・環境生理部研究員。1977年米国カリフォルニア大学デイビス校AL.Tappel教授のもとへ留学。1979年国立公害研究所・環境生理部・環境生理研究室主任研究員。1981年国立公害研究所・環境生理部・環境生理研究室長。1990年国立環境研究所・地域環境研究グループ・大気影響評価研究チーム・総合研究官。1991年筑波大学・連携大学院医学研究科・社会医学系併任教授(1999年3月まで)。1994年中国医科大学客員教授。1994年「ディーゼル排気微粒子による喘息様病態の発症に関する実験的研究」で、大気汚染学会学術賞を受賞。1999年青森県立保健大学・健康科学部教授、健康科学研究研修センター長(併任)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品