内容説明
いかに企業の生産者責任を問うか、という視点。ごみ処理費用あるいはリサイクル費用をいかに企業とその製品を買う消費者とに負担させるか、いいかえれば、いかに市場に内部化するか、という視点。生命を守る立場からいかに大量浪費社会を変革するか、という視点。これらの視点から、一般廃棄物についても産業廃棄物についても、その処理・リサイクル制度を根本的に転換する必要があること、たとえば、一般廃棄物については、税金負担の処理に代えて事業者負担で処理・リサイクルをはかるべきこと、有害廃棄物については、その処理を事業者にまかせるのではなく、公共を中心とした中間処理施設を指定してそこに運ばせるようにすべきことなどを論じる。
目次
第1章 これでいいのか、ダイオキシン対策
第2章 処分場はなぜ反対されるのか
第3章 産廃はだれが処理すべきか
第4章 家庭ごみはだれが処理すべきか
第5章 リサイクルはどこが間違っているか
第6章 ごみ先進国ドイツに学ぶ
第7章 生命の視点から経済を変える