感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
riviere(りびえーる)
17
ある意味失敗例ともいえるような、著者若かりし頃の事例を時にスーパービジョンも交えて率直に書いている。治療者と患者の濃密な関係には胸やけを覚えるほどだったが、とても勉強になった。第4章 患者からの贈り物についてはその是非に留まらない考察に考えさせられた。他/ 行動化について/感情の言語化/不思議がる/実況放送/やってはいけない”タリオンの法則” /レベンソンの記述/<それであなたはどうするつもりですか?>/統合への試み。読んでよかった本。 2020/09/02
huchang
2
何度か著者の講演を聞いたことがある。純粋に講演のスタイルとして見た場合、下手な部類に入る。本人はほとんど動かないし、スライドというかパワーポイント使用しないから視覚的に注目させる要素ゼロだし、ぼそぼそしゃべって聞き取りにくいところあったし。でも、なんか聞いてしまう。内容も頭に入る。思わず笑っちゃうユーモアがあるけそれもぼそぼそ。それでも伝えたい内容がある人の話は聞いちゃうんだなといろんな発見をできた。そして、そういう本でした。するめみたいに何度もおいしい。仕事でため息つきたくなったら読む。2023/04/21