出版社内容情報
子どもが不登校になる背景には、成績不振、心身の疲れ、人間関係などのさまざまな理由が隠されている。子どもの抱える悩みに少しでも近づきたい学校の先生は、息つく間もない日々の学校生活のなかで、子どもにかける言葉をすばやく選び出していく必要がある。
この本では、不登校の子どもやその保護者への声かけ、先生同士のコミュニケーションで使えるフレーズを紹介する。家庭訪問、校内面談、別室登校、付き添い登校といった具体的な場面を想定したフレーズをそろえる。
フレーズは、「どんな場面か」「何を伝えたいか」「何を知りたいか」といった目的や用途があらかじめ整理された言葉。相手のことを考えるゆえに最初の言葉に迷う人の負担を軽くし、「まずはこれを伝えてみよう」と一歩踏み出させてくれる。
不登校だけに限らず、子どもの抱える悩みや問題解消の糸口を手繰り寄せるための、日々のコミュニケーションの足場となってくれる一冊。
【目次】
序 章 なぜ「フレーズ集」なのか
第1章 不登校の子どもと親から頼られる先生に必要なこと
第2章 先生たちを取り巻く環境の厳しさ
第3章 不登校支援に役立つフレーズ集
〈場面1――家庭訪問〉
子どもへの声かけ:否定も肯定もしない/受け止める/安心を育む/次の一歩を支える
保護者への声かけ:感謝を伝える/味方だと伝える/苦労をねぎらう/共感しながら肯定する/協力する
〈場面2――校内面談〉
子どもへの声かけ:気持ちを言葉にしてもらう/自分の気持ちを先に言葉にする/好きなことを聞く/好きを掘り下げる
保護者への声かけ:行動力を実感してもらう/次のステップを手渡す/ポジティブな雰囲気にする/自分の考えを伝える/振り返る
〈場面3――別室登校〉
子どもへの声かけ:がんばりを認める/学校生活をサポートする
保護者への声かけ:クラスの一員だと伝える/小さな一歩を積み重ねる
〈場面4――付き添い登校〉
子どもへの声かけ:存在や関わりを肯定する/一瞬のよさを見つける
保護者への声かけ:一日の予定を伝える/学校で過ごしやすいようにする/子どもの様子を伝える/今後の目標を共有する
第4章 子どもとの面談がうまくいくコツ――フレーズから学ぶ1
第5章 先生同士の連携がうまくいくコツ――フレーズから学ぶ2
コラム1 不登校には“段階”がある
コラム2 スクールカウンセラーのお仕事
コラム3 令和型不登校って?
コラム4 国の施策――ICT学習支援、学校以外の場、保護者サポート
あとがき



