わたしは盗らないクレプトマニア―万引きをやめられなかったわたしが、「盗らない生活」を手に入れるまで

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わたしは盗らないクレプトマニア―万引きをやめられなかったわたしが、「盗らない生活」を手に入れるまで

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  • サイズ 46判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784772421768
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C3011

出版社内容情報

クレプトマニア(窃盗症)は古くから知られる病だが,その実態はいまだ十分に語られているとはいえず,精神医学の中でも特に研究が遅れている分野である。診断基準にも混乱がみられ,適切に対応できる治療者の数もまだ少ない。


本書は,クレプトマニア当事者である著者が,専門治療施設への入院を経て「盗らない生活」を取り戻すまでの道のりを,自らの言葉で綴った体験記である。
著者がクレプトマニアを発症した背景には,摂食障害,Xジェンダー(F to M)としての自覚,機能不全家族で育った体験,さらには職場でのハラスメントによるうつ病の発症など,さまざまな「生きづらさ」があった。


三度の逮捕と入院,自助グループへの参加など経て,著者はいかに回復への糸口を見いだしたのか。罪と病のあいだで悩み,揺れ続けたひとりの当事者の回復の軌跡は,クレプトマニアへの理解を深めるとともに,いまなお暗闇の中にいる当事者に,確かな希望の光を投げかける。



【目次】

まえがき
第1章 クレプトマニアとは
第2章 わたしの依存症経歴
第3章 わたしのクレプトマニア経歴
第4章 盗れない環境でやっと止まった
第5章 買える自分を取り戻すためにやったこと
第6章 三回目の底つき「生き方を変える」
第7章 生きづらさについて、考える
第8章 生き方を変えていくための取り組み
第9章 万引きはやめられたけど、摂食障害は続いています
第10章 盗らない生活の良さを実感する日々
第11章 クレプトマニアによる万引きを減らすためにできること
参考文献
web参考資料
あとがき
監修者あとがき

内容説明

盗らずにはいられない。摂食障害・Xジェンダー・機能不全家族、そして職場でのハラスメント…さまざまな「生きづらさ」からクレプトマニア(窃盗症)を発症した「わたし」はいかにして回復への道筋をつかんだのか?当事者だからこそ語れる、クレプトマニアのリアルと回復までの軌跡。

目次

1 クレプトマニアとは
2 わたしの依存症経歴
3 わたしのクレプトマニア経歴
4 盗れない環境でやっと止まった
5 買える自分を取り戻すためにやったこと
6 三回目の底つき「生き方を変える」
7 生きづらさについて、考える
8 生き方を変えていくための取り組み
9 万引きはやめられたけど、摂食障害は続いています
10 盗らない生活の良さを実感する日々
11 クレプトマニアによる万引きを減らすためにできること

著者等紹介

竹村道夫[タケムラミチオ]
1945年生まれ。医学博士。精神保健指定医・精神科専門医。大阪大学医学部を卒業後、帝京大学医学部精神科に入局。同大学医学部附属溝口病院精神科科長、群馬病院常勤医を経て、1990年、群馬県渋川市赤城町に精神科病院「赤城高原ホスピタル」を開院。現在、赤城高原ホスピタル院長。京橋メンタルクリニック勤務医として、アルコール・薬物依存症、ギャンブル障害、窃盗症などの治療に当たっている

高橋悠[タカハシユウ]
1982年生まれ。摂食障害・クレプトマニア当事者、Xジェンダー(FtX)。認定NPO法人ASK社会対策部所属。ASK認定依存症予防教育アドバイザー。理学療法士、介護支援専門員。中学一年時に摂食障害を発症、三五歳でクレプトマニアを発症。専門病院での入院治療を経て万引きを手放し、「盗らないクレプトマニア」となる。クレプトマニアによる窃盗の減少を目指し、HP「クレプトマニアからの脱却」やオンライン自助グループ「Room K」の運営、講演・執筆などの当事者活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

haruka

31
万引きをやめられなかった著者が、三度の逮捕と入院を経て、盗らない生活を手に入れるまで。 窃盗症なんて遠い世界の話だと思っていた。でも読んでみると、どこにも逃げ場のない感じや強迫感が、摂食障害気味だった頃の過食したい心情と似ていた。自分じゃない人が心に住みついて、自分を内から強く動かしてくる感じ。つらいと思う。 もちろん犯罪は許されることじゃない。でも、罰を重くするだけでは止められない人がいるのも事実。治療という選択肢がもっと広まってほしいと思った。私たちにとって大切なのは、犯罪が減ることなので。2026/06/11

くさてる

23
クレプトマニア(窃盗症)の当事者である著者が回復までの道のりを語った体験記。4度の逮捕と入院を経ての回復についての一筋縄でいかない流れも具体的に述べられています。語り口が丁寧かつ逃げがなく、とてもまじめで優秀な方なんだろうなと思いました。だからこそ、心の問題をここまで言葉で説明ができるんだなと。面白おかしい内容ではありませんが、当事者の方への理解を深めるためにも、この病にも興味がある方にはご一読をおすすめします。2026/09/19

dora

14
クレプトマニア=窃盗症。 窃盗症から立ち直りまでを当事者が綴っている。 当事者の人生や様々な特性・問題を多く語っているが、通常の手記よりも対症療法の記述が多いことは印象的。 申し訳ないが、盗り納めなる言葉が出てきたとき思わず笑ってしまった。自身の内心について言語化が上手い。2026/09/01

kitten

14
図書館本。クレプトマニア、窃盗症の当事者である高橋さんの本。本当に、やめられないんだなあ。セクシュアリティの問題とか、摂食障害とか、他にも色々と問題抱えてるけど、普通にいい家族に恵まれてるいい人、に見える。だからこそ、闇が深いんだろう。なぜこの人がこんなことに?自己肯定感の低さとか、認知のゆがみもありそう。何かに依存しなければ生きられない。それなら、人に依存する方がまだマシなのかも。いや、万引きされる方はたまったもんじゃないんだが2026/06/26

ぽけっとももんが

13
図書館新着。クレプトマニア、言葉は知っていたけれども、窃盗、万引きが止められないってなに?と疑問に思っていた。摂食障害はgateway addictionであり、クレプトマニアやアルコール依存症などに結びつきやすいという。そしてそもそもクレプトマニアとは「奪いたくて盗る」のではなく「買うことが怖くて盗ってしまう」のだという。その認知の歪みの道筋は説明されればわかるような気もする。日本の人口に対するクレプトマニアの割合は0.3〜0.6%、「岡田さん」「長谷川さん」と知り合うくらいの確率だそうですよ。2026/08/16

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