内容説明
人と組織と実務者を守るメンタルヘルスのマネジメントがこの一冊に凝縮!基礎的な知識やスキル、計画・実施のポイント、多彩なケースワークによる体験的な学び―。実務に役立つ内容であなたの仕事を支えます。「同じ苦労をするなら効果をあげたい」そんな思いに答えます。
目次
第1章 企業(会社や役所を含む)にとってのメンタルヘルスの意義
第2章 まずは法律で求められることを知ろう
第3章 より良い仕事をするために必要な知識とスキルと態度
第4章 実務者が鍛えておきたいコミュニケーションスキル
第5章 まずメンタルヘルス業務の目標を意識する
第6章 1年間の大まかな活動計画を作ってみよう
第7章 メンタルヘルス組織の構成
第8章 メンタルヘルス業務の運営
第9章 個別事例対応のコツ
著者等紹介
下園壮太[シモゾノソウタ]
メンタルレスキュー協会理事長。元陸上自衛隊心理教官。陸自初の心理幹部として多数のカウンセリングを経験。その後、自衛隊の衛生科隊員(医師、看護師、救急救命士等)やレンジャー隊員等に、メンタルヘルス、カウンセリング、コンバットストレス(惨事ストレス)対策を教育。本邦初の試みである「自殺・事故のアフターケアチーム」のメンバーとして、約300件以上の自殺や事故にかかわる。平成27年8月退職。現在はNPOメンタルレスキュー協会でクライシスカウンセリングを広めつつ、産業カウンセラー協会、県や市・企業、大学院などで、メンタルヘルス、カウンセリング、感情のケアプログラム(ストレスコントロール)などについての講演・講義・トレーニングを提供。著書50冊以上
伊藤朗[イトウアキラ]
メンタルレスキュー協会MRI(メンタルレスキューインストラクター)。1995年株式会社ニトリ入社。店舗経験を踏んで同社の人事労務系の部署へ配属。メンタル不調者のカウンセリングや労務問題の対応を、特別な勉強もせずにやっていることに不安を感じ、2012年産業カウンセラーの資格を取得する。しかし、傾聴だけのカウンセリングでは、適切な支援ができていないという不全感がたまる中で、メンタルレスキュー協会の存在を知る。ここでクライシスカウンセリングを学び、社内のメンタル不調者や事件事故に遭遇してショックを受けた従業員への支援を実施する。MRIの資格を取得後は、社内カウンセラーの育成や従業員問のコミュニケーションの改善についての教育体系しくみづくりを行う。2023年定年退職し、現在はフリーで自衛隊の駐屯地のカウンセラーや官公庁主催の研修講師などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。