内容説明
心に深い傷を負う子ども。心の育ちを支援されずにきた子ども。児童精神科医は、どうかかわってきたのか。4人の医師が、模索し実践してきた臨床の道のりを語る。
目次
第1部 トークセッション/児童精神科入院治療について(児童精神科を志した経緯;児童精神科入院治療の草創期;児童精神科入院治療で経験してきたもの;児童精神科入院治療の魅力;わが国の児童精神科入院治療の強みと弱み;治療の危機を乗り越えるために大事なこと;児童精神科入院治療とメンタライゼーション;児童精神科医としての三つの心構え)
第2部 四人の児童精神科医によるラウンドテーブルトーク(児童精神科医療の実際;児童精神科における治療;児童精神科医とは何か?;ラウンドテーブルトークを終えて)
著者等紹介
岩垂喜貴[イワダレヨシタカ]
1999年3月山梨医科大学医学部卒業。2019年4月現職:駒木野病院精神科診療副部長。所属学会、日本精神神経学会、日本児童青年精神医学会代議員
小平雅基[コダイラマサキ]
1998年3月山梨医科大学医学部卒業。2015年4月恩賜財団母子愛育会総合母子保健センター愛育クリニック小児精神保健科部長。所属学会・資格、日本児童青年精神医学会常任理事/認定医、日本精神神経学会会員/専門医、子どものこころ専門医、日本認知療法学会会員、日本トラウマティック・ストレス学会員、日本子ども虐待防止学会、日本医師会認定産業医など
渡辺京太[ワタナベキョウタ]
児童精神科医、特定医療法人群馬会群馬病院診療部長。1993年山形大学医学部を卒業し、1997年山形大学医学部大学院を修了。その後、斗南会秋野病院、国立国際医療研究センター国府台病院児童精神科、広島市こども療育センターで勤務し、2022年から現職。所属学会・資格、日本精神神経学会専門医・指導医、日本児童青年精神医学会認定医、一般社団法人子どものこころ専門医機構専門医・指導医、日本集団精神療法学会認定グループサイコセラピスト/スーパーバイザー、日本思春期青年期精神医学会運営委員、日本精神分析的精神医学会運営委員
齊藤万比古[サイトウカズヒコ]
1975年3月千葉大学医学部卒業。2023年9月現職:総合母子保健センター愛育研究所顧問、青渓会駒木野病院顧問(2013年~)、翠松会松戸東口たけだメンタルクリニック医師(2018年~)。所属学会・資格、日本児童青年精神医学会名誉会員・元理事長、日本ADHD学会監事・元理事長、日本精神神経学会会員、日本思春期青年期精神医学会会員、日本青年期精神療法学会常任理事、日本ペアレント・トレーニング研究会顧問、精神科専門医、子どものこころ専門医、日本児童青年精神医学認定医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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