認知行動療法の哲学―ストア派と哲学的治療の系譜

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認知行動療法の哲学―ストア派と哲学的治療の系譜

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  • サイズ A5判/ページ数 305p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784772419062
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

内容説明

ベックとエリスが愛したストア派の賢者―マルクス・アウレリウス、エピクテトス、セネカ―に導かれ、心の治癒の一大精神史を体感する!

目次

序論 哲学と心理療法
第1部 哲学と認知行動療法(認知行動療法の「哲学的起源」;認知行動療法の起源;哲学的治療小史;ストア哲学と心理学)
第2部 ストア派はどのように治療をしていたか?(理想的賢者を観想する;ストア派の“いま・ここ”へのマインドフルネス;自己分析とソクラテス的論駁;自己暗示・予期瞑想・回顧的瞑想;災厄の予期(プラエメディタティオー・マロルム)と心的リハーサル
理性に癒される―解題に代えて
漢訳者あとがき)
結論 運命は望む者を導く
付録 ストア派セラピーのツールキット―日々の自己改善に向けた養生法

著者等紹介

ロバートソン,ドナルド[ロバートソン,ドナルド] [Robertson,Donald]
認知行動療法家、文筆家、トレーナー。1996年にアバディーン大学からメンタル・フィロソフィー(精神哲学)の修士号を取得後、臨床心理学に転向し、2000年にシェフィールド大学で精神分析学の修士号を得る。1999年にNCHPで催眠心理療法のディプロマを、2011年にロンドン大学キングズカレッジで認知行動療法のポストグラデュエート・ディプロマを修了。「モダン・ストイシズム」創立メンバー。心理療法と哲学の交差領域に焦点を当てた論文を学術雑誌に多数発表しているほか、一般向け著作も精力的に執筆している

東畑開人[トウハタカイト]
1983年生まれ。専門は、臨床心理学・精神分析・医療人類学。京都大学教育学部卒業、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。精神科クリニックでの勤務、十文字学園女子大学で准教授として教鞭をとった後、白金高輪カウンセリングルーム主催。博士(教育学)・臨床心理士・公認心理師。著書に『居るのはつらいよ―ケアとセラピーについての覚書』(医学書院 2019)(第19回(2019年)大佛次郎論壇賞受賞、紀伊國屋じんぶん大賞2020受賞)ほか

藤井翔太[フジイショウタ]
1987年生まれ。関心領域は応用哲学・教育哲学。北海道大学文学部哲学・文化学コース卒業、東京大学大学院教育学研究科修士課程修了(教育哲学を専攻)。現在はテンプル大学ジャパンキャンパスにてアカデミック・アドバイザー/講師としてアジア哲学・アメリカ哲学等の科目を教えている。在職中にテンプル大学大学院教育学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろか

11
ストア派の中に、現代の認知行動療法(第三世代含む)があるということに尽きるのであるが、だから?とも思いながら読んだ。東畑氏のテーマである、そもそも臨床心理学、心理療法ってなんだろう、ということを探るうちに、ここにたどり着いたようだ。2022/08/28

袖崎いたる

3
ストア派を気にする必要があり、行きついて、この本。訳者の一人である東畑開人がいうように、議論としてはガッツリエビデンスって感じではない。「と似ている」などの、印象論タッチがあるのよ。これが学術書を読んでいるつもりでいると、気になる。とはいえ示唆するところ大な読書ではあった。難解というのでもないくせに読了まで15時間かかってしまったよ。ストア主義を経由すると、哲学が医術としての表情を見せはじめるからおもろい。んで、そもそもソクラテスもそうでした〜と気づくと、さらにオモロい。医術としての哲学。癒されるのは魂?2025/02/08

hryk

3
ストア派哲学と認知行動療法の類似点などを立ち入って提示する書。ピウリーチを読んで興味持った人が次に読むとよいと思う。監訳者による解題も本書の弱点(実証性がない、統治の観点がない)をちゃんと指摘していて有益。2023/06/19

azu3

2
おそらくCBT好きなら、本書を楽しく読めるのかも。1章までは我慢して読んだが、それ以降はパラパラと。イギリスではこんな本がウケるのかね。内容よりも、翻訳経緯のそもそもの始まりに興味がひかれた。SNSで募るなんてイマドキだなって。2022/10/04

かずほ

1
コントロールできるものにだけ注力する。コントロールできないものには「訓練された無関心」を発揮する。 でも個人的に「そうやってコントロールできるものに注力したところで<コントロールできないものにいつか滅ぼされる可能性>は残り続けるじゃないか!」と思ってしまう。割り切れない。無理。2024/01/04

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