内容説明
自閉スペクトラム特性のなかでも人との関係に課題を抱える思春期の子どもたちに、友だちと上手に付き合うためのスキルを提供する、アメリカUCLA発のプログラム「PEERS(Program for the Education and Enrichment of Relational Skills)」。思春期の子どもと保護者で共に取り組み、課題をひとつずつクリアしていく全16セッションで、楽しく会話する方法、会話に入る/抜ける方法、電話・ネット・SNSの使い方、自分に合った友達の見つけ方、ユーモアの適切な使い方、友だちと一緒に楽しく遊ぶ方法、思いのすれ違いへの対応方法、からかい・いじめ・うわさへの対応方法を学んでいく。学校現場に特化した、友だち作りが身につく実践マニュアル。
目次
導入と情報交換
双方向会話
電子端末でのコミュニケーション
自分に合った友だちを選ぶ
ユーモアの適切な使い方
会話を始める/会話に入る
会話から抜ける
スポーツマンシップ
一緒に遊ぶ
思いのすれ違いへの対応方法
評判を変える方法
からかい言葉・とまどい言葉への対応方法
暴力的ないじめへの対応方法
ネットいじめへの対応方法
うわさやゴシップへの対応方法
プログラムの復習/アセスメント/卒業(パーティと卒業式)
Appendix
著者等紹介
山田智子[ヤマダトモコ]
UCLA PEERS Certified Provider(Adolescent&School Based&Young Adult Program)。一般社団法人SSTAR代表理事。小児発達学博士。臨床心理士、特別支援教育士。米国カリフォルニア州サンタクララ大学大学院カウンセリング心理学修士課程修了。大阪大学大学院大阪大学・金沢大学・浜松医科大学・千葉大学・福井大学連合小児発達学研究科(博士後期課程)修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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