内容説明
“発達障害”を自認するクライエントとの関わりを、社会・文化的な視点から捉え直す。
目次
第1章 発達障害を自認すること
第2章 診断名がつくる複数の現実
第3章 発達障害と発達歴の聴取
第4章 発達障害の自認とアイデンティティの再構築―個人特性から文化的摩擦への転回
第5章 心理・身体・社会的な自立―母親および恋人との交渉を通じた世俗的なストーリー
第6章 障害受容と生活感のあるナラティヴ―母親に発達検査を勧められた女性の「ショック」の意味の多重性
第7章 成人の発達障害臨床への社会文化的な視点
著者等紹介
中西康介[ナカニシコウスケ]
2003年立命館大学産業社会学部卒業。株式会社リクルートHRマーケティング東海(現リクルートジョブズ)、定塚メンタルクリニック&JMCストレス医学研究所を経て、2019年に穂の国カウンセリングルーム設立。2021年立命館大学大学院人間科学研究科博士課程後期課程修了。臨床心理士・公認心理師。2021年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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