内容説明
多彩な精神症状の「診かた・聴きかた」を紹介した「状態像」セクションと、精神病理学とその外部の接点をわかりやすく解説した「総説(コラム)」セクションからなる、かつてなく読みやすい+使いやすい臨床の羅針盤!
目次
第1部 状態像(幻覚(菅原誠一)
妄想(生田孝)
意識の問題(兼本浩祐)
うつ・躁(芝伸太郎)
不安・パニック(林直樹) ほか)
第2部 総説(コラム)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポカホンタス
4
勉強会で取り上げて読んだ。初診の細かいやりとりを拾い上げるという方針は良かったと思うが、各章ごとに書き手が異なり、このような入門書的な文章の書き方に慣れていないと思われる書き手も多く、違和感を感じる部分も多くあり残念だった。2022/03/06
Asakura Arata
4
衰退の一途をたどる精神病理学の人たちが、精神科臨床の専門家にお願いして作った本。出版までに随分時間がかかったようだ。読者対象を臨床の最前線に立っている人たちにしていっるようだ。精神病理学を知ってもらい、携わるヒトをどうにか増やしていこうという魂胆。患者さんの症状を理解するために哲学が用いられるというが、その哲学的説明が難解であるという矛盾。かなり難しい内容になっていて、かえって敷居を上げてしまっているな。患者さんを思考実験の道具にするところは相変わらずだな。当事者が作る精神病理学のほうが役に立つと思う。2021/10/27
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