内容説明
―著者は、時代とともに変容する家族、学校、社会を視野に入れながら、時を経ても変わらざる子どもや若者の心性に寄り添ってきた。本書には「思春期臨床は、クライエントの現実の“人生の質・生活の質”を向上させるものでなければならない」との思いが貫かれ、児童・思春期臨床四十余年の臨床経験が凝縮されている。―今回の第三版では、従来の章の加筆修正に加えて、発達障害やトラウマ、チーム・アプローチや薬物療法などの10章を新たに追加、大幅な改訂増補となった*
目次
第1部 思春期臨床の基本的視点(思春期の治療を引き受ける時;精神科面接の基本;児童青年期の臨床的発達論;青年の内的世界と現実―能動性と受動性;思春期における薬と精神療法 ほか)
第2部 思春期臨床の現場から―治療と支援の実際(思春期面接のすすめ方;思春期・青年期の治療に活かす心理アセスメントの実際;青年期患者に対する森田療法的アプローチ―社交不安障害をはじめとして;不登校を考える;境界例、境界性パーソナリティ障害 ほか)
著者等紹介
青木省三[アオキショウゾウ]
1977年岡山大学医学部卒業、同大学医学部附属病院神経精神科研修医。1978年慈圭病院(岡山市)。1979‐1992年岡山大学医学部附属病院神経精神科医員、助手、講師。1993年岡山大学医学部神経精神医学教室助教授を経て、1997年川崎医科大学精神科学教室主任教授。2018年公益財団法人慈圭会精神医学研究所所長、川崎医科大学名誉教授。その間、1988、1990‐1991年、英国ベスレム王立病院(青年期ユニット)、モーズレイ病院、ロンドン大学精神医学研究所に留学。2006年オックスフォード大学グリーンカレッジ客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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