統合的心理療法と関係精神分析の接点―循環的心理力動論と文脈的自己

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統合的心理療法と関係精神分析の接点―循環的心理力動論と文脈的自己

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  • サイズ A5判/ページ数 333p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772416856
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

内容説明

ポール・ワクテル自らが、さまざまなところで発表してきた論文を、加筆修正の上、編集した論文集である。長年にわたって心理療法の統合運動を牽引してきた、現代心理療法を代表する理論家であり、イノベーターであるワクテルは、精神分析、行動療法、システム論的心理療法などの多様な心理療法の理論的基礎を検討する作業を通して、循環的心理力動アプローチという統合的な心理療法を提唱するとともに、多くの著作を通して心理療法とパーソナリティについての独自の考えを発表してきた。本書は、その考えをコンパクトに伝える良書である。2部構成の本書は、第1部では心理療法に関する議論を扱い、第2部では社会問題を扱っている。なかでも第2部に収められている諸論文は、精神分析的な社会批評、すなわち循環的心理力動論による社会問題の分析をテーマとした。

目次

第1部 心理療法、人格力動、間主観性の世界(循環的心理力動論―統合的で関係論的な視点;よいニュース「人生を混乱させるためには共犯者が必要だ」・悪いニュース「共犯者は簡単にリクルートできる」;内的世界と外的世界、両者を結ぶ行動;精神分析と心理療法における愛着―トゥー・パーソン的で循環的心理力動的なアプローチ;表層と深層―精神分析における深層のメタファーの再検討 ほか)
第2部 人種、社会階層、貪欲、そして社会的に構成される欲望(精神分析と文化的構成の世界―文脈的自己と日常的な不幸の領域;物質的には豊かでも虚しい人生―現代文化の貪欲の探究;個人的ならびに社会的現象としての貪欲;人種と社会階層の問題―精神分析と心理療法の寄与;人種差別の悪循環―人種と人種関係についての循環的心理力動論の視点)

著者等紹介

ワクテル,ポール・L.[ワクテル,ポールL.] [Wachtel,Paul L.]
ニューヨーク市立大学の博士課程プログラム、ならびに、ニューヨーク市立大学大学院センターの特別教授(臨床心理学)。コロンビア大学を卒業後、エール大学で臨床心理学の博士号を取得。その後、ニューヨーク大学で精神分析と心理療法におけるポスト博士課程プログラムを修了した。現在、そのニューヨーク大学で教鞭を取っている。心理療法、人格理論、心理学的な理論や研究の現代の主な社会問題への適用について、世界中で講義し、ワークショップを行っている。社会科学と行動科学における統合的な考え方を主導してきた。また、心理療法の統合を探求する学会の創設者の一人である。2010年、「精神分析的な著作、教育、研究に対するハンス・H・ストラップ記念賞」受賞。2012年、アメリカ心理学会、第29分化会、卓越心理学者賞(心理療法)受賞。2013年、アメリカ心理学会、第39分化会、学術研究賞(精神分析)受賞。代表的な著書に、The Poverty of Affluence(豊かさの貧困)Therapeutic Communication(心理療法家の言葉の技術)などがある。著作の多くはこの分野における古典として広く認められている

杉原保史[スギハラヤスシ]
京都大学学生総合支援センター長(教授)、京都大学博士(教育学)、臨床心理士、公認心理師。1989年京都大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。1990年大谷大学文学部専任講師。1996年京都大学保健管理センター講師。2000年京都大学カウンセリングセンター講師。2007年京都大学カウンセリングセンター教授。2013年京都大学学生総合支援センター教授。2015年京都大学学生総合支援センター長。著訳書多数

浅田裕子[アサダヒロコ]
1993年京都大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。1993~1995年大阪市中央児童相談所心理判定員。その後、出産と子育てのため臨床現場を離れ、2009年から約4年間、米国に在住。その間にBergen Community CollegeのAmerican Language Programを修了。2014年より大阪市スクールカウンセラー、それに加えて2017年より葵橋ファミリークリニックにも勤務。臨床心理士

今井たよか[イマイタヨカ]
1992年京都大学教育学部教育心理学科卒業。現在、大津市教育相談センター、医療法人社団ウエノ診療所、社会福祉法人福朗ヴェインテ、あるく相談室京都にて、主に心理面接とチームによる地域援助に従事。臨床心理士、公認心理師。文学修士(国文学)。KIPP認定精神分析的心理療法家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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図書館にない2022/06/01

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