目次
第1部 自閉スペクトラム症の受身性の研究から(なぜ自閉スペクトラム症の受身性に注目するのか?;受身性が発達していく過程:ある家族の物語から;「うちの子に受身性など関係ない」といえるのか?;受身性の3水準モデルと「自分」の生まれ方)
第2部 自閉スペクトラム症を抱える人に心理療法ができること(健全なコミュニケーションと自分と他者のバランス:精神分析的心理療法の考えから;身体がまとまりを得ることとその利点:赤ちゃんの観察から;子どもの心理療法はどう始まって、どう進むの?;子どもの意志に居場所を与える:Aとの心理療法1年目;出てきた意志を消さないために:Aとの心理療法の小学校卒業まで ほか)
著者等紹介
松本拓真[マツモトタクマ]
1982年神奈川県生まれ。2004年大阪大学人間科学部卒業。2013年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間科学)。児童相談所・クリニック・知的障害児通園施設・教育委員会などで多くの発達障害を抱える子どもの発達相談・心理療法に従事。NPO法人子どもの心理療法支援会にて専門的な訓練を受け、2014年に「子どもの精神分析的心理療法士」資格を取得。現在、岐阜大学教育学部助教、NPO法人子どもの心理療法支援会研修部門統括理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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