内容説明
本シリーズは、コフートがシカゴ大学で行った講義とスーパービジョンをまとめた、彼をめぐる著作の中でもユニークな書である。第1巻では、その理論的背景についての概観が行われ、難解といわれたコフートの理論がわかりやすく述べられている。第2巻は“症例検討編”の前半であり、本書はその後半にあたる。共感をめぐるコフートの考え方、また聴衆からの質問に応えたコフートの融和性とエリクソンの自我アイデンティティの違いなど、興味つきない話題が盛り込まれ、自己の融和性に注目するコフートの視点が、“コフート”“症例提示者”“セミナー参加者”三者のやりとりを通して生き生きと伝わってくる。全3巻を合本し新装版として復刊。
著者等紹介
伊藤洸[イトウコウ]
1943年パラオ島に生まれる。現職、武田病院勤務。国立東京第二病院精神科(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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