内容説明
みんなが元気になるための「気持ちが伝わるCBTマニュアル」。科学的根拠=エビデンスにもとづいて設計された5つのステップは、愛情表現を学ぶ「ソーシャルストーリー」、大切に思う気持ちをはかる「好き・愛情の温度計のワーク」、実際に交わした愛情表現を書き留める「愛情のやりとりの日記」など、誰でもわかりやすく、自宅でも学校でもかんたんにチャンレジできるように工夫されている。
目次
1 イントロダクション(なぜ自閉スペクトラム症の子どもや若者に愛情の理解と表現のプログラムが必要か;プログラムの目的;誰がこのプログラムを使うことができるか;認知行動療法)
2 プログラムの使い方(愛情をやりとりする能力のアセスメント;グループや個人でのセッションの運営法;セッションの構成;セッションの概要)
3 セッション(プログラムの紹介―愛情という感情を探る;愛情に気づき表現するための導入;愛情の気持ちを伝えることと伝えられること;愛情のこもった言葉や身振りで好き・大切に思っている気持ちを表現する理由;愛情表現のスキルに身をつける)
著者等紹介
下山晴彦[シモヤマハルヒコ]
東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース教授。1983年、東京大学大学院教育学研究科博士課程中退。東京大学学生相談所助手、東京工業大学保健管理センター講師、東京大学大学院教育学研究科助教授を経て、現職。博士(教育学)、臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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