内容説明
思春期以上の成人のためのアタッチメントを評価する面接法であるASI(ビフィルコ他、1998)を紹介。家族における心理学的な障害のリスクに関わるアタッチメントとしての面接法の利用例を紹介し、研究と実践応用の両方における情報を提供。豊富な事例により、アタッチメント・スタイルに応じた予防や介入の貴重な資料が提示されている。
目次
第1章 アタッチメントとは
第2章 成人のアタッチメント・スタイルの測定方法
第3章 成人のアタッチメント・スタイル、ストレス、障害
第4章 対人関係と自尊感情
第5章 アタッチメント・スタイルと子ども時代の経験
第6章 ペアレンティングとアタッチメント・スタイル
第7章 レジリエンス
第8章 アタッチメントに基づく介入法と臨床サービス
第9章 子どもと家族へのサービスにおけるアタッチメント・スタイル面接の使用
第10章 アタッチメント・スタイルと家族力動
第11章 結論
著者等紹介
ビフィルコ,アントニア[ビフィルコ,アントニア] [Bifulco,Antonia]
ロンドン、ミドルセックス大学、虐待およびトラウマ研究センター副所長、ライフスパン心理学科教授
吉田敬子[ヨシダケイコ]
1979年九州大学医学部卒業。同小児科にて研修、小児神経学を専攻。1983年同上精神科医員。1988年医学博士(テーマ:精神遅滞児における言語発達)。1988年モーズレイ病院小児思春期精神医学部門に留学。1990年モーズレイ病院・キングスカレッジロンドン精神医学研究所周産期部門研究員。1997年同上Senior Lecturer.1997年帰国。九州大学病院精神科助教、講師、同病院医師不足分野特任准教授を歴任。2010年九州大学病院子どものこころの診療部特任教授。2017年医療法人風のすずらん会顧問。九州大学大学院医学研究院精神病態医学分野臨床教授。モーズレイ病院・キングスカレッジロンドン児童思春期精神医学講座客員教授
林もも子[ハヤシモモコ]
1983年東京大学文学部心理学科卒。1991年東京大学教育学研究科博士課程単位取得退学。1991年東京大学学生相談所助手。1993年駒沢女子大学人文学部専任講師。1999年立教大学コミュニティ福祉学部助教授。2006年立教大学現代心理学部教授。臨床心理士。ASIコンサルタント
池田真理[イケダマリ]
1989年3月東京大学医学部保健学科卒業。花王株式会社において、マーケティング、商品開発、国際事業に携わる。1995年4月厚生省健康政策局看護課係長。1998年7月修士(カウンセリング学)学位取得(筑波大学)。1999年4月厚生省保険局医療課主査。2004年4月茨城大学教育学部附属教育実践総合センター。2009年3月博士(保健学)学位取得(東京大学大学院)。4月、東京大学医学系研究科健康科学・看護学専攻助教。2015年4月東京女子医科大学看護学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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