出版社内容情報
2015年12月より、事業所では“ストレスチェック”を行うことが義務づけられている。大切なのは、このチェック結果を基に労働者が自分自身のストレスをマネジメントすることである。
本書では、労働者個人のコーピング特性に注目する。コーピング特性とはストレスフルな状況に遭遇したときにどのような対処(コーピング)を選ぶことが多いか、という傾向をいう。その評価尺度(the Brief Scales for Coping Profile:BSCP)の使い方と応用を展望する。
影山 隆之[カゲヤマ タカユキ]
小林 敏生[コバヤシ トシオ]
内容説明
2015年12月より、事業所では“ストレスチェック”を行うことが義務づけられている。大切なのは、このチェック結果を基に労働者が自分自身のストレスをマネジメントすることである。本書では、コーピング特性簡易評価尺度(the Brief Scales for Coping Profile:BSCP)の使い方とその応用を展望していく。
目次
1 ストレスの現代的理解(ストレスを感じている労働者は多い;そもそもストレスとは何か? ほか)
2 ストレス過程の測定―コーピング特性評価尺度BSCPの開発(職場でのストレスマネジメント方法とストレス過程の測定;職場のストレス要因の評価法 ほか)
3 BSCPでわかったこと(BSCPを使ってわかりそうなこと;コーピング特性の男女差および年齢との関連 ほか)
4 コーピング特性は変わるか、変えられるか(学生のコーピング特性の変化;定年前後の労働者のコーピング特性 ほか)
著者等紹介
影山隆之[カゲヤマタカユキ]
1983年東京大学医学部保健学科卒業。1988年~1998年東京大学大学院医学系研究科博士課程修了、保健学博士。国立環境研究所で都市環境と健康や睡眠について研究。1998年大分県立看護科学大学看護学部精神看護学研究室助教授。2005年~同研究室教授。現在、日本精神衛生学会副理事長、日本自殺予防学会常務理事、日本産業衛生学会編集委員、他多数の学会で活動中
小林敏生[コバヤシトシオ]
1981年東京大学医学部保健学科卒、1987年千葉大学医学部医学科卒。1993年千葉大学大学院医学研究科博士課程修了、博士(医学)。千葉大学医学部付属病院内科医員、筑波大学社会医学系助手、福島県立医科大学衛生学講座助教授を経て、2003年広島大学医学部保健学科教授。2012年~広島大学大学院医歯薬保健学研究院健康開発科学研究室教授。研究領域は「職域・地域における健康管理とストレスマネジメント」、「生活習慣病予防とヘルスプロモーション」、「国際保健」など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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