出版社内容情報
イメージ療法とは,内的に感じられるイメージ像やその展開を手掛かりに,それに伴う体験の在り様の変化を通して,内的なあるいは外的な適応状態の改善を目指す臨床心理学の方法である。
本書は,イメージ療法・箱庭・描画,イメージ表現法による心理臨床の世界への実践的手引き書であり,言語だけでは表現することの難しいクライエントの内的世界を明らかにするために,「安全感覚」を軸とする,心理援助を行う際のセラピストのスタンスと判断基準,介入の仕方,などについて多くの事例を基に解説,臨床場面でのイメージ法の有効性を実証する。
【著者紹介】
九州大学基幹教育院教授
内容説明
イメージ療法とは、内的に感じられるイメージ像やその展開を手掛かりに、それに伴う体験の在り様の変化を通して、内的なあるいは外的な適応状態の改善を目指す臨床心理学の方法である。本書は、イメージ療法・箱庭・描画、イメージ表現法による心理臨床の世界への実践的手引き書であり、言語だけでは表現することの難しいクライエントの内的世界を明らかにするために、「安全感覚」を軸とする、心理援助を行う際のセラピストのスタンスと判断基準、介入の仕方、などについて多くの事例を基に解説、臨床場面でのイメージ法の有効性を実証する。
目次
序 案内編 初めてイメージ法に触れる心理臨床家に(イメージを体験するには;臨床的に重要なイメージの性質について)
第1部 理論編(イメージ体験とイメージ療法について;イメージ表現法におけるセラピストの役割;イメージの「自律性」と「制御可能性」;イメージ表現法におけるセラピスト‐クライエント関係;イメージ法の適用と注意点;壷イメージ法について)
第2部 実践編(閉眼イメージ法;開眼イメージ法;開眼イメージ法と閉眼イメージ法)
第3部 展開編(教育現場におけるイメージの活用;Aさんの5年間にわたるイメージの展開と15年後の変容)
著者等紹介
福留留美[フクドメルミ]
1950年大阪市生まれ。1980年九州大学大学院教育学研究科博士後期課程満期退学。韓国啓明大学校日本学研究所研究員、広島修道大学学生相談室、広島大学総合科学部学生相談室、スクールカウンセラー、精神科クリニック勤務等を経て、1997年兵庫県立看護大学看護学部助教授。2002年九州大学アドミッションセンター助教授。2003年日本心理臨床学会奨励賞。2010年九州大学高等教育開発推進センター教授。現在、九州大学基幹教育院教授、博士(人間環境学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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