出版社内容情報
現在活性化しているスキーマ(中核的な信念)に焦点をあてたアプローチを,ヤング,ベック,リバーマンらの薫陶を受けた著者が解説。
ヤングによって開発されたスキーマ療法は,パーソナリティ障害を中心とした治療抵抗性が強いクライアントに対して著明に変化をもたらす技法として知られている。
スキーマモードは,「現在活性化しているスキーマ(中核的な信念),コーピング反応,あるいは健康的な反応」と定義され,スキーマへのアプローチがうまくいかなかったクライアントに対して,その時点でのモードに焦点化したスキーマモード・ワークを行うことによって治療へと結びつけることができる。
本書では著者が開発した,認知行動療法,スキーマ療法,マインドフルネス・アプローチを包括した統合的心理療法について述べ,それを背景としたスキーマモード・ワークの詳細な解説と導入法,また,実際の面接場面に沿って展開される適用例を提示する。
付録には,本書を読み進める上で欠かせないスキーマモード質問紙(SMI)やスコアリングシートなどを付した。
第1章
内容説明
スキーマモードは、「現在活性化しているスキーマ(中核的な信念)、コーピング反応、あるいは健康的な反応」と定義され、スキーマへのアプローチがうまくいかなかったクライアントに対して、その時点でのモードに焦点化したスキーマモード・ワークを行うことによって治療へと結びつけることができる。本書では著者が開発した、認知行動療法、スキーマ療法、マインドフルネス・アプローチを包括した統合心理療法について述べ、それを背景としたスキーマモード・ワークの詳細な解説と導入法、また、実際の面接場面に沿って展開させる適用例を提示する。
目次
第1章 統合的心理療法(認知モデル;記憶と感情と心理療法の役割;臨床家としての歩み―精神分析からのスタート ほか)
第2章 スキーマモード・ワーク(パーソナリティの駐車場;スキーマ療法に出合うまで;スキーマ療法について ほか)
第3章 スキーマモード・ワーク事例(事例要約;第36セッション―2007年11月30日;イメージワーク ほか)
付録
著者等紹介
チェヨンフィ[チェヨンフィ]
崔永煕。高麗大学医学部を卒業後、カリフォルニア大学でリバーマン教授の元で学び、ウォルピ教授の個人スーパービジョンも受けた、精神医学と認知行動療法に精通したアジアの認知行動療法を牽引する第一人者。韓国認知行動療法学会会長も務め、2011年の第3回アジア認知行動療法学会organizing committeeの議長を務める。現在、自身のMettaa Institute of Cognitive Behavior Therapy & Schema Therapyの理事長を務め、ベック教授のAcademy of Cognitive Therapyのフェローであり、さらに国際スキーマ療法学会の創立メンバーの一人でISST Certified Schema Therapistでもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
happy3939