リジリエンス―喪失と悲嘆についての新たな視点

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リジリエンス―喪失と悲嘆についての新たな視点

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  • サイズ B6判/ページ数 298p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784772412872
  • NDC分類 141.6
  • Cコード C3011

出版社内容情報

本書は死別の過程をきわめて新鮮に,科学的な根拠に基づいて描き出し,肯定的な感情,笑い,死後も続く絆について多くの例を挙げて解説している。

本書の著者ボナーノ(Bonanno, G.)は,リジリエンス(resilience)を「極度の不利な状況に直面しても,正常な平衡状態を維持することができる能力」と定義している。
ボナーノ博士の研究は従来の悲嘆に関する理論に素朴に疑問を感じるところから出発し,悲嘆や死別の理論として有名なキューブラー・ロスの五段階理論を批判し,9・11同時多発テロ,ココナッツグローブ火災などを例に,心的外傷とリジリエンスについて詳細な考察を展開する。
本書をグリーフワークに関心のある人にぜひ一読をお勧めしたい。また,愛する人との死別に苦しむ人自身にとっても,そして,そのような人のケアに当たる人にとっても,死にゆくことや死についての肯定的な視点が得られる必読の書といえるだろう。

第1章 起こりえる最悪の出来事
第2章 歴史的展望
第3章 悲しみと笑い
第4章 リジリエンス
第5章 真夜中を突っ走れ
第6章 救い
第7章 悲嘆に圧倒される時
第8章 恐怖と好奇心
第9章 過去,現在,未来
第10章 来世を想像する
第11章 中国の悲嘆の儀式
第12章 逆境の中で強く生きる

【著者紹介】
[著者略歴]
ジョージ・A・ボナーノ(George A. Bonanno)
イェール大学で臨床心理学の博士号を取得。現在,コロンビア大学教育学部臨床心理学教授,カウンセリングおよび臨床心理学部長。国立保健研究所,国立科学財団などより研究費を得て,愛する人の死,テロ,災害,救急医療といった,トラウマ体験となりかねない出来事に対して人はどのように対処するかについて焦点を当てた研究を進めてきた。惨事に対する生来のリジリエンスと効果的な対処の助けとなる要因について多数の論文を発表してきた。情動的反応,とくに感情と笑い,人格,人生の状況について造詣が深い。博士は妻と二人の子ども,二匹の猫と一羽の鳥とともにニューヨークのマンハッタンに在住。

●□訳者略歴
高橋 祥友(たかはし・よしとも)
1979年,金沢大学医学部卒。医学博士,精神科医。東京医科歯科大学,山梨医科大学,カリフォルニア大学ロサンゼルス校,東京都精神医学総合研究所,防衛医科大学校を経て,2012年より筑波大学医学医療系災害精神支援学教授。
著書に『自殺の危険』『青少年のための自殺予防マニュアル』(金剛出版),『医療者が知っておきたい自殺のリスクマネジメント』『自殺のポストベンション』(医学書院),『自殺予防』(岩波新書),『群発自殺』(中公新書),『自殺,そして遺された人々』(新興医学出版社),『自殺の心理学』『自殺未遂』『自殺のサインを読みとる』(講談社)他。

内容説明

「死別・悲嘆・リジリエンス」に関する画期的な名著。人間の持つ底知れぬ回復力を描き出し、愛する者の死後、生きる意味をどのように探し当てるかを示す。

目次

起こり得る最悪の出来事
歴史的展望
悲しみと笑い
リジリエンス
真夜中を突っ走れ
救い
悲嘆に圧倒される時
恐怖と好奇心
過去、現在、未来
来世を想像する
中国の悲嘆の儀式
逆境の中で強く生きる

著者等紹介

ボナーノ,ジョージ・A.[ボナーノ,ジョージA.] [Bonanno,George A.]
イェール大学で臨床心理学の博士号を取得。現在、コロンビア大学教育学部臨床心理学教授、カウンセリングおよび臨床心理学部長。国立保健研究所、国立科学財団などより研究費を得て、愛する人の死、テロ、災害、救急医療といった、トラウマ体験となりかねない出来事に対して人はどのように対処するかについて焦点を当てた研究を進めてきた。惨事に対する生来のリジリエンスと効果的な対処の助けとなる要因について多数の論文を発表してきた。情動的反応、とくに感情と笑い、人格、人生の状況について造詣が深い

高橋祥友[タカハシヨシトモ]
1979年、金沢大学医学部卒業。医学博士、精神科医。東京医科歯科大学、山梨医科大学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校、東京都精神医学総合研究所、防衛医科大学校を経て、2012年より筑波大学医学医療系災害精神支援学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みっし

5
この概念を知ったのは先の震災の後、有名な医師の講演会に参加した際だった。人がもつ強さに感動を覚える。すべての人が乗り越えられるわけではない。そこからこぼれて落ちてしまう人もいるだろう。しかし、それでも人が持つリジリエンスを信じたいし、お互いに認め合いたい。人との繋がりが、人の強さと同義であると思った。この名著が、今年最後の、最大の出逢いになった。2015/12/24

いちりん

2
身内の死をきっかけにレジリエンスを求め長い期間をかけて読んだが、対処法の本ではなく、調査結果を外国の本にありがちな冗長な表現で書かれた本であった。ニューヨークでのテロや広島原爆ではトラウマはあまり確認されなかった、という記述や、輪廻転生は世界人口の増加を説明できないので、合理的な西洋人には受け入れられない等あったが、輪廻転生は全ての生き物であり、絶滅した動物や虫も人間として生まれると考えればおかしな話ではない。もう少し深く調べた上での持論が欲しかった。私自身の読解力もあろうが、一言で言えば残念であった。2022/05/29

陽香

1
201303202013/10/19

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