児童生活臨床と社会的養護―児童自立支援施設で生活するということ

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児童生活臨床と社会的養護―児童自立支援施設で生活するということ

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784772412612
  • NDC分類 327.85
  • Cコード C3011

出版社内容情報

実親代わりに養育を担う児童自立支援施設が子どもの「学びなおしと育ちなおし」に寄り添うための、対人援助者の条件を問う。

誰もひとりでは生きられない。

かつて原家族の私的・経済的事情さらには実親の死去などにより子どもの養育を代行してきた「社会的養護」は、児童虐待、DV被害、心身障害の支援へとその定義が拡大している。そして社会的養護児童への支援を担う児童自立支援施設もまた、非行少年更生という当初の役割を広げて、心理的支援や経済的支援にとどまらず、子どもの生活そのものを支え、「学びなおし」と「育ちなおし」に寄り添う「児童生活臨床」を支援の要とするに至っている。
人の育ちという終わりなき刻のなかで、子どもたちと共に生活に留まり、生活と対峙し、生活から護られること。生活の力を知る実践家たちの言葉、石原登の「情性教育」、青木延春の「児童とともにある精神(withの精神)」、そしてブルーノ・ベッテルハイムの「生活環境重点型の情緒障害児治療教育」を導きの糸に、精神医学、心理臨床、児童福祉など複数の視点から見えてきた児童自立支援施設の現状を実践的課題として検証する。

生き存えた子どもたちの「生活」を今ふたたび支えるため、多職種連携の名の下に集った対人援助者に求められる条件を問う。

【著者紹介】
こころとそだちのクリニック「むすびめ」院長

内容説明

それでも、人は生活へ還る―かつて生きる権利を奪われた子どもたち、愛を求めるその無垢の産声を聞き届けて差し延べられた救いの手は、存在の零度からの「育ちなおし」に寄り添う。生き存えた子どもたちの「生活」を今ふたたび共に支えるための、対人援助者の条件。

目次

第1章 児童自立支援施設の現状と課題―生活という視点から
第2章 生活臨床の実践―施設職員への聞き取り調査から明らかになったこと
第3章 児童自立支援施設の生活から見える子どもの変化と職員の変化
第4章 医師の立場から児童自立支援施設の生活を考える
第5章 児童養護施設での経験から生活を考える
第6章 自立援助ホームでの実践を通して生活を考える
第7章 「生活を考える」から「生活が支える」へ
第8章 心理的支援と「生活」―生活を問い直す
Opinions

著者等紹介

田中康雄[タナカヤスオ]
1977年獨協医科大学医学部入学。1983年獨協医科大学医学部卒業。旭川医科大学精神科神経科医員。1985年市立士別総合病院精神科神経科医員。1987年旭川医科大学附属病院精神科神経科助手。1988年市立士別総合病院精神科神経科医長。1992年北海道立緑ヶ丘病院医長。2002年国立精神・神経センター精神保健研究所児童・思春期精神保健部児童期精神保健研究室長。2004年北海道大学大学院教育学研究科教育臨床講座教授。2006年北海道大学大学院教育学研究科附属子ども発達臨床研究センター教授。2012年こころとそだちのクリニックむすびめ院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Asakura Arata

0
地道な生活の中でみんな育っていくのだなあ。2019/01/09

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