出版社内容情報
ライフステージや病態によって多様化する発達障害者をチームで支援するための，幅広い支援者に向けたテクニカル・ハンドブック。
発達障害支援にたずさわる対人援助専門職のためのテクニカル・ハンドブック。今やチームアプローチが主流となってきた学齢期の発達障害支援について、第1部「基礎編」では特別支援教育の理念と支援の基本を解説し、第2部「実践編」では16の専門職種と12の支援内容にまとめられた支援の実際を紹介する。学校関係者や保護者の理解の理解のために「専門職リスト」を巻末に掲載した、わかりやすい発達障害支援ガイド。
内容説明
地を這うような支援を重ねてきた実践家のドキュメントから生まれた、発達障害当事者と共生する開かれた社会のための「はじめの一歩」。
目次
第１部 基礎編（特別支援教育の理念とシステム；特別支援教育の推進と対人援助専門職；発達障害の理解と支援の基本；行動論的アプローチの基本と方法；発達・健康科学の視点からの支援の在り方）
第２部 実践編（実践事例１―さまざまな支援を行う各専門職の立場から；実践事例２―学校の立場から）
第３部 米国編（米国における対人援助専門職）
著者等紹介
柘植雅義［ツゲマサヨシ］
国立特別支援教育総合研究所教育情報部長。博士（教育学、筑波大学、１９９５年）。１９８８年筑波大学大学院教育研究科修士課程障害児教育専攻修了、１９９６年国立特殊教育総合研究所・主任研究官、１９９７年～１９９８年米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校（ＵＣＬＡ）客員研究員、２００１年文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特別支援教育調査官（ＬＤ・ＡＤＨＤ・高機能自閉症等担当）、２００６年兵庫教育大学大学院臨床・健康教育学系特別支援教育学専攻教授、２００９年日本学術振興会学術システム研究センター専門研究員を経て、２０１０年より現職
篁倫子［タカムラトモコ］
お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科人間科学系教授。博士（医学、東京女子医科大学小児科学、１９９４年）。１９８０年インディアナ州立ポール大学大学院修士（心理学研究科カウンセリング心理学）修了（文学）、１９８１～１９９４年東京女子医科大学小児科学教室心理相談員、１９９４～２００１年国立特殊教育総合研究所を経て、現職
大石幸二［オオイシコウジ］
立教大学現代心理学部心理学科教授。修士（教育学、東京学芸大学、１９９３年）、臨床心理士、臨床発達心理士。１９９６年筑波大学大学院心身障害学研究科博士課程単位取得退学、１９９６～１９９８年筑波大学心身障害学系文部技官（準研究員）、１９９８～１９９９年筑波大学心身障害学系文部教官助手、１９９９～２００２年明星大学人文学部専任講師、２００２～２００６年同助教授、２００６～２００７年立教大学現代心理学部心理学科助教授、２００７～２００９年同准教授を経て、２００９年より現職
松村京子［マツムラキョウコ］
兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科研究主幹。医学博士（大阪大学、１９８４年）。１９８４年大阪大学大学院（博士）医学研究科生理学専攻修了、１９８４年滋賀大学教育学部講師、１９８８年西独マックスプランク研究所（Ｂａｄ Ｎａｕｈｅｉｍ）客員研究員、１９９０年滋賀大学教育学部助教授、１９９５年兵庫教育大学大学院教授、２００５～２００９年兵庫教育大学附属小学校校長併任を経て、２００９年より現職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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