非行臨床の新潮流―リスク・アセスメントと処遇の実際

個数:
  • ポイントキャンペーン

非行臨床の新潮流―リスク・アセスメントと処遇の実際

  • 在庫が僅少です。通常、3~7日後に出荷されます
    ※事情により出荷が遅れたり、在庫切れとなる場合もございます。
    ※他のご注文品がすべて揃ってからの発送が原則となります(ご予約品を除く)。
    ※複数冊ご注文の場合にはお取り寄せとなり1~3週間程度かかります。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    ■通常、3~7日後に出荷されます

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 191p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772412018
  • NDC分類 368.7
  • Cコード C3011

出版社内容情報

非行予防から地域生活支援まで。非行少年「立ち直り」の新しい流れを気鋭の実践家,研究者がレポートする。

社会的要請に対する根拠(エビデンス)に基づく説明責任と,少年の「立ち直り」において蓄積されてきた臨床の知の間で,非行臨床は岐路に立たされている。「理解しがたい非行」をアセスメントし位置づけながら,同時にそのレッテルを「ぼかし」,社会の中に少年の居場所を作り出さなければならない。本書には非行臨床に課せられたこの「モニター(監視)」機能と「リハビリテーション(立ち直り)」機能の相克への応答が集められている。
第?T部は司法による処遇と臨床的支援のコラボレーションについて,第?U部は非行の理解・予測から非行予防までさまざまなレベルのリスク・アセスメントについて,そして第?V部では「立ち直り」への根源的な問いから非行臨床のありうべき姿について,複数の立場からの理論と実践が報告される。
非行臨床の新しいうねりを,読者は本書を通して体感できるであろう。

【著者紹介】
生島 浩:福島大学大学院人間発達文化研究科教授
岡本吉生:日本女子大学家政学部准教授
廣井亮一:立命館大学文学部教授

内容説明

非行少年の「立ち直り」において蓄積されてきた臨床の知と、社会的要請に対する根拠に基づく説明責任の間で、非行臨床は岐路に立たされている。「理解しがたい非行」をアセスメントし位置づけながら、同時にそのレッテルを「ぼかし」、社会の中に少年の居場所を作り出さなければならない。発達障害への配慮が一般化し、法社会化が進歩するなか、本書には非行臨床に課せられたこの「モニター」機能と「リハビリテーション」機能の相克への新たな回答が集められている。

目次

第1部 ジャスティス・クライエントへの心理・福祉的アプローチ(ジャスティス・クライエントへの「司法臨床」の展開;知的障害のある非行少年への司法と福祉の協働した対応―オーストラリア・ビクトリア州の処遇実践の適用可能性;障害のある非行少年の司法手続と処遇について―法的観点から;矯正施設における知的障害者の処遇)
第2部 精神/発達障害と非行・犯罪臨床におけるリスク・アセスメント(非行リスクとしての障害と関連問題;学校における問題行動への対処と非行予防;触法・低年齢少年の非行の特徴―事例のメタ分析によるケースフォーミュレーションのモデル化;非行少年の当事者モデルによるアセスメント)
第3部 非行臨床の新潮流(非行臨床モデルの意義と課題;非行からの離脱とは何か―離脱にいたる心理プロセスモデルの提案;矯正教育の新潮流;非行少年の地域生活支援に向けて―沼田町就業支援センターにおける保護観察処遇)

著者等紹介

生島浩[ショウジマヒロシ]
1956年、東京都に生まれる。1979年、一橋大学社会学部を卒業。法務省に入省し、東京および横浜保護監察所の保護観察官等を経て、1992年筑波大学大学院修士課程教育研究科カウンセリング専攻修了。2000年、浦和保護観察所観察第一課長。現在、福島大学大学院人間発達文化研究科教授

岡本吉生[オカモトヨシオ]
1956年生まれ。1979年京都府立大学文学部を卒業。1980年家裁調査官補、1983年から1997年まで家庭裁判所調査官。1993年Mental Research Institute留学。1997年筑波大学大学院教育研究科修士課程修了。家庭裁判所調査官研修所研究員、埼玉県立大学助教授を経て、日本女子大学家政学部児童学科准教授

廣井亮一[ヒロイリョウイチ]
1957年新潟県生まれ。1981年、新潟大学法学部を卒業。1981年から1999年まで家庭裁判所調査官。以後、和歌山大学助教授、京都女子大学助教授を経て、立命館大学文学部・同大学院文学研究科教授。学術博士(大阪市立大学)、臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。