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事例から学ぶ精神鑑定実践ガイド

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  • サイズ A5判/ページ数 323p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772411967
  • NDC分類 498.99
  • Cコード C3047

出版社内容情報

裁判員制度の時代に,「精神鑑定」への正しい知識と実務の実際,問題点と限界をわかりやすく解説した画期的なガイドブック。

 昨今,頻発する未成年犯罪,性犯罪,精神障害者の犯罪,など衝撃的な事件において刑事精神鑑定に対する社会的関心が大きくなっている。現状では,犯罪への認識において,市民感覚と法律の専門家で認識のずれが明らかである。
 本書は,まず第1部で精神鑑定に関する理解の初歩から,疾患群別責任能力,鑑定書作成の実際,証人尋問のシミュレーションにまで論及,後半の,第2部においては,ケーススタディに沿って実際の鑑定のすすめ方,その問題点と限界までを解説している。
 数多くの刑事精神鑑定に携わってきた著者が,好評の前著から10年,裁判員制度の時代に,医療観察法,関係諸法の改訂を反映させ,「精神鑑定」の全貌をわかりやすく解説した画期的なガイドブックである。

はじめに
◆第1部 精神鑑定を考える
1 裁判員制度と精神鑑定
2 刑事責任能力に関する基礎的理解
3 疾患群別責任能力
4 鑑定書作成の実際
5 証人尋問の実際
6 医療観察法における鑑定
◆第2部 事例から学ぶ
1 ベンゾジアゼピン服用後の強盗:冤罪,否認,健忘の実践的処理
2 酩酊犯罪:綱渡りの飲酒試験
3 シンナー吸引中の殺人未遂:幻覚か復讐か
4 アルコール離脱せん妄下の殺人未遂:11カ月後の同行状
5 救助を求める放火:覚せい剤精神病の治療必要性
6 家族病理の投影:IPによる父親殺人未遂
7 統合失調症者の自室放火:受け入れられなかった通院処遇
8 統合失調症犯罪:幻聴の役どころ
9 手作りの銛でマンション侵入:二度あることは三度?
10 救急救命センター自営MDドクター,本業左官
11 鑑定の限界:動機と行為の量的不均衡
12 精神遅滞者の強盗:知能指数との非相関
13 老女強姦致傷事件:決め手となった草創期のWISC
14 妄想による愛妻殺人:一過性という落とし穴
15 認知症と犯罪?@:ボールペン1本の強盗致傷
16 認知症と犯罪?A:ケアハウスでの妻殺人未遂
17 躁状態の窃盗:その責任能力に関する技術的解決
18 母親による子殺し?@:診断の分かれたケース
19 母親による子殺し?A:数分間の母子関係
20 父親による不登校児殺害:減刑嘆願8,000通の哀しい共感
21 通り魔事件:妄想と対人恐怖の境界
文献
おわりに

【著者紹介】
昭和32年生,昭和57年九州大学医学部卒,ただちに同大学精神科に入局。
精神科医として約28年のキャリアのうち13年余りを城野医療刑務所に勤務し,精神障害受刑者の診療に携わる傍ら精神鑑定を多数経験する。現在は民間の精神科病院勤務。

内容説明

まず精神鑑定に関する理解の初歩から、疾患群別責任能力、鑑定書作成の実際、証人尋問のシミュレーションにまで論及、後半はケーススタディに沿って実際の鑑定のすすめ方、その問題点と限界までを解説。た画期的なガイドブック数多くの刑事精神鑑定に携わってきた著者が、好評の前著から10年、裁判員制度の時代に、医療観察法、関係諸法の改訂を反映させ、「精神鑑定」の全貌をわかりやすく解説。

目次

第1部 精神鑑定を考える(裁判員制度と精神鑑定;刑事責任能力に関する基礎的理解;疾患群別責任能力;鑑定書作成の実際;証人尋問の実際 ほか)
第2部 事例から学ぶ(ベンゾジアゼピン服用後の強盗:冤罪、否認、健忘の実践的処理;酩酊犯罪:綱渡りの飲酒試験;シンナー吸引中の殺人未遂:幻覚か復讐か;アルコール離脱せん妄下の殺人未遂:11カ月後の同行状;救助を求める放火:覚せい剤精神病の治療必要性 ほか)

著者等紹介

林幸司[ハヤシコウジ]
昭和32年生、昭和57年九州大学医学部卒、ただちに同大学精神科に入局。精神科医として約28年のキャリアのうち13年余りを城野医療刑務所に勤務し、精神障害受刑者の診療に携わる傍ら精神鑑定を多数経験する。現在は民間の精神科病院勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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