精神分析過程

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  • サイズ B6判/ページ数 286,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784772411738
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C3011

出版社内容情報

フロイト、クライン、ビオンを解釈しつつ、クライン派精神分析の展開プロセスを理論構成した、ドナルド・メルツァーの第一著作。

フロイトを解釈し、クラインを継承し、ビオンと対話しながら編まれた、ドナルド・メルツァーの第一著作にして最重要作。転移-逆転移がどのように深化していくのか、投影同一化はいかにして進行するのか、地理上の混乱はどのように解消されるのか、抑うつポジションへの移行の後、精神分析はどこで終結するのか――分析家と患者との間で交わされる精神分析過程が、事例をおりこみながら緻密に記述された、精神分析家必読の書。

監訳者のことば―松木邦裕
謝辞

はじめに
第1部
第1章 転移の集結 000
第2章 地理上の混乱を仕分けする 000
第3章 領域の混乱を仕分けする 000
第4章 抑うつポジションの入口 000
第5章 離乳過程 000
第2部
第6章 成人患者との分析過程 000
第7章 個々のセッションにおけるプロセスの循環 000
第8章 分析作業 000
第9章 人間的活動としての精神分析 000
付録
解説 メルツァーの『精神分析過程』―飛谷 渉
訳者あとがき―飛谷 渉
索引

内容説明

転移‐逆転移の深化、投影同一化の同定と受け入れ、地理上の混乱と解消、領域の混乱と解消、抑うつポジションへの移行、離乳過程の到来、そして精神分析の終結としての自己分析へ―分析家と患者との間で交わされながらダイナミックに進展する精神分析過程が、比類なき精度と深度で記述された、メルツァー渾身の第一著作にして最重要作。

目次

第1部(転移の集結;地理上の混乱を仕分けする;領域の混乱を仕分けする;抑うつポジションの入口 ほか)
第2部(成人患者との分析過程;個々のセッションにおけるプロセスの循環;分析作業;人間的活動としての精神分析)

著者等紹介

メルツァー,ドナルド[メルツァー,ドナルド][Meltzer,Donald]
1922~2004年。精神分析家。イェール大学およびアルバート・アインシュタイン大学において教育を受け、セント・ルイスにて成人と児童の精神医学の訓練を受ける。英国でメラニー・クラインに精神分析の訓練を受け、タヴィストック・クリニックおよび英国精神分析協会にて教育活動に携わる

松木邦裕[マツキクニヒロ]
1950年生。1975年熊本大学医学部卒業。精神分析オフィス開業後、京都大学大学院教育学研究科在籍、日本精神分析学会会長

飛谷渉[トビタニワタル]
1991年大阪市立大学医学部卒業、ロンドン・タヴィストック・センター思春期青年期精神医学課程修了。大阪教育大学保健センター所属。精神分析的心理療法医、日本精神分析学会認定精神療法医、医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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