出版社内容情報
初回面接や心理アセスメントについて具体的な進め方など,心理療法の現場におけるさまざまな疑問に応えた,詳細な実践的テキスト。
セラピストはどのように心理療法を開始しているのだろうか? また,個々の患者にあった治療計画を立てる際に,どのようにインテーク面接を行い,患者との治療関係を構築していくだろうか。
本書において著者は,メニンガー・クリニックの外来部門で積んだ臨床経験を生かし,学派の違いを乗り越えた力動的理解と実証的研究を結びつけた統合的且つ効果的アプローチを提示する。それは,あらゆる学派のセラピーにふさわしいケースフォーミュレーションの必要性を説き,初回面接でのセラピストと患者の相互作用を重視したものである。
全編にわたって,理論および実証的研究知見,セラピー技法についてのあらゆる情報が盛り込まれ,すべてのセラピストにとって心理療法実践における計画立案のための最高のガイドブックとなるであろう。
第1章 心理療法における診断
第2章 治療同盟
第3章 焦 点
第4章 話の聞き取り方―網羅的に聞くか,的をしぼって聞くか
第5章 患者の積極的なかかわり
第6章 何が重要か
第7章 作業モデルの信頼性を高めるには
第8章 試みの介入とフィードバック
第9章 「根底にある障害」という考え方
第10章 機能欠損
第11章 性格的機能不全
第12章 葛 藤
第13章 心的外傷
第14章 同盟を形成する力を引き出す
第15章 現実検討と思考活動
第16章 感情コントロール
第17章 対人関係能力
第18章 良 心
第19章 変化の心理的コスト
第20章 患者の学習スタイル
第21章 期待を持つこと
第22章 何を優先し,どんな様式ではたらきかけるか
内容説明
セラピストはどのように心理療法を開始しているのだろうか?また、個々の患者にあった治療計画を立てる際に、どのようにインテーク面接を行い、患者との治療関係を構築していくのだろうか。本書において著者は、メニンガー・クリニックの外来部門で積んだ臨床経験を生かし、学派の違いを乗り越えた力動的理解と実証的研究を結びつけた統合的且つ効果的アプローチを提示する。それは、あらゆる学派のセラピーにふさわしいケースフォーミュレーションの必要性を説き、初回面接でのセラピストと患者の相互作用を重視したものである。全編にわたって、理論および実証的研究知見、セラピー技法についてのあらゆる情報が盛り込まれ、すべてのセラピストにとって心理療法実践における計画立案のための最高のガイドブックとなるであろう。
目次
心理療法における診断
治療同盟
焦点
話の聞き取り方―網羅的に聞くか、的をしぼって聞くか
患者の積極的なかかわり
何が重要か
作業モデルの信頼性を高めるには
試みの介入とフィードバック
「根底にある障害」という考え方
機能欠損〔ほか〕
著者等紹介
ピーブルズ,メアリー・ジョー[ピーブルズ,メアリージョー][Peebles,Mary Jo]
トピーカ精神分析研究所を修了し、チェスナット・ロッジ病院の前臨床スタッフ。約20年の間メニンガー・クリニックで臨床実践や教育に携わった。精神分析家としてだけでなく、バイオフィードバックとEMDRのトレーニングを積み、クリニカル・サイコロジストと臨床催眠療法の資格を有している。現在はメリーランド州のベセズダで開業している
神谷栄治[カミヤエイジ]
東京都立大学大学院博士課程単位取得満期退学。現在、中京大学心理学部准教授。臨床心理士。精神分析学会認定心理療法士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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