児童精神科の入院治療―抱えること、育てること

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  • サイズ A5判/ページ数 179p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772411707
  • NDC分類 493.937
  • Cコード C3011

出版社内容情報

入院治療によって,深刻化した子どもの身体症状や問題行動を改善させるためのさまざまな援助技術を解説した画期的なガイドブック。

児童精神科の入院治療というのは,症状や行動上の問題が深刻化して,家庭や学校,地域社会の中で行き詰まった子どもたちを「抱える」ことから始まる。そして,症状や問題行動を改善させる,すなわち「治療する」ことに加えて,子どもたちを「育てる」ことも同時におこなえる場でなくてはならない。
著者は,約20年間臨床の現場に携わり,また二度にわたる児童精神科病棟の立ち上げと運営を経験し,日々,子どもたちを「抱え,育てていく」ことのできる病棟のあり方を考え続けてきた。その「集大成」とも言える一冊が本書である。
児童精神科医に限らず,看護師,心理士,精神保健福祉士など,子どもの入院治療に携わるさまざまな職種の方々が,日々の臨床で困ったときに,役立つような内容となっている。子どもに24時間寄り添い,支援している方々にも,是非読んでいただきたい。

まえがき
第1章:入院治療の理念と治療構造
1.児童精神科の入院治療とは
2.入院治療の対象
3.入院の適応と治療の目標
4.治療環境
5.面会と外泊
6.治療技法
7.学校教育の役割
第2章:入院治療の経過と対応
1.外来
2.導入期
3.作業期
4.終結期
5.進路選択をめぐって
第3章:治療スタッフ
1.治療スタッフに求められる役割と基本姿勢
2.治療スタッフが体験すること
3.看護体制をめぐって
4.他職種によるチームが機能するには
5.治療スタッフの分裂
第4章:保護者への支援
1.入院をめぐる保護者の感情
2.保護者支援の基本的な姿勢
3.保護者との間で起こる問題
4.家族会
第5章:入院治療/看護の要点
1.子どもと治療的に関わるために
2.直面化と行動制限
第6章:病棟医として心掛けておきたいこと
1.児童精神科の入院治療という「文化」が根付く努力をしていく
2.児童精神科病棟が存続するための努力を怠らない
3.児童精神科病棟が一定の「治療力」を維持していくためにさまざまな工夫をおこなう参考図書および文献
あとがき

内容説明

著者は、約20年間、児童精神科の入院治療に携わり、また二度にわたる児童精神科病棟の立ち上げと運営を経験し、日々、子どもたちを「抱え、育てていく」ことのできる病棟のあり方を考え続けてきた。その「集大成」とも言える一冊が本書である。

目次

第1章 入院治療の理念と治療構造
第2章 入院治療の経過と支援
第3章 治療スタッフ
第4章 保護者の支援
第5章 入院治療/看護の要点
第6章 病棟医として心掛けておきたいこと

著者等紹介

山崎透[ヤマザキトオル]
1986年山形大学医学部卒業。山形大学医学部精神医学教室。10月南陽市立総合病院精神科。1988年二本松会山形病院。1990年国立精神・神経センター国府台病院児童精神科。1998年静岡県立こころの医療センター。2008年静岡県立こども病院こどもと家族のこころの診療センター。現職、地方独立行政法人静岡県立病院機構静岡県立こども病院こどもと家族のこころの診療センター長。資格、医学博士、精神保健指定医、日本精神神経学会専門医、日本児童青年精神医学会理事・認定医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

オカヤン

2
元国府台病院、現しずの児童精神科医の筆者。内容が具体的で、勉強になりました。参考になります。本文より「子どもの伴奏者となる」「3流でも謙虚に子供と家族に寄り添う常識的な臨床家集団を目指す方が、数多くの人材が定着しやすくなるのではないか」寄り添うことを忘れないでいたい。2017/01/29

ヘンリー

2
著者は最後に自分は三流の臨床家だから云々と書いているが、こういうへりくだりは無用。全体からは、この道一筋に苦労を重ねてきた児童精神科医の意地と矜持がうかがえる。「看護の要点」は学校の先生方にもぜひ読んでもらいたい。2011/04/21

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