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内容説明
自傷患者の社会適応は良くない。また、目まぐるしく変わる境界性パーソナリティ障害患者は治療者を悩ませることでも知られている。そして、自傷行為を行う患者の多くが境界性パーソナリティ障害と診断される。本書は、長年パーソナリティ障害、自傷患者の治療に取り組んできた著者の患者との格闘ともいえる臨床研究の記録である。
目次
1 自傷行為に関する文献的展望
2 医療現場から
3 境界性パーソナリティ障害と自傷
4 解離と自傷:矛盾を抱えること
5 自傷行為の心理療法
Appendix『漱石と心の病―その1、その2』
著者等紹介
川谷大治[カワタニダイジ]
昭和55年長崎大学医学部卒業。長崎大学医学部附属病院精神神経科。昭和57年長崎県離島圏医療組合五島中央病院。昭和58年長崎大学医学部附属病院精神神経科。昭和59年福岡大学病院精神神経科。平成4年福岡大学医学部精神医学教室講師。平成9年川谷医院(院長)。資格:医学博士、臨床心理士、日本精神分析学会認定精神療法医、日本精神分析学会スーパーバイザー、国際精神分析協会会員、日本精神神経学会精神科専門医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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