内容説明
心理検査の技術を携えてこれから現場に出る人、あるいは疑問を抱えながら心理検査をこなしている人のために、本書には検査の何をどう伝え、結果を活かしてクライエントと何をはじめられるのかについての工夫がつまった事例を集めた。さまざまな現場で活躍する中堅心理士たちの臨場感あふれる事例報告に、経験豊富な臨床家がコメントするその往復のなかで、読者は心理検査の広がりと深みをつかむことができるだろう。各章にはクライエントへのフィードバックやスタッフへの検査結果報告のやり取りを逐語で収録、報告書式を示した。
目次
心理検査の伝え方と生かし方
医療心理臨床(心理査定のフィードバックを契機として心理面接に移行した事例;精神科病院での心理検査のフィードバック―どこに何を返すのかということ;大学病院精神科における事例―他科を受診している患者への臨床心理検査;査定結果を考慮しながら家族面接を行うということ―もの忘れ外来における実践から)
福祉心理臨床(家庭内暴力をふるう中学生男子のアセスメント;中学進学を前に知能検査を実施した児童養護施設における一事例)
司法心理臨床(非行少年や受刑者に対する心理検査の活用)
産業心理臨床(心理検査を機に内面に目を向けられるようになった女性の事例)
著者等紹介
竹内健児[タケウチケンジ]
立命館大学心理・教育相談センターカウンセラー、臨床心理士。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程学修認定退学。トゥレーヌ甲南大学カウンセラー(在仏)、奈良産業大学、京都光華女子大学、徳島大学准教授を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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れい
たらこ
枕流だった人