内容説明
ロールシャッハ法は、臨床場面において子どものアセスメントを行い、子どもの世界とかかわろうとする際に、大変役に立つ豊かな情報をわれわれに与えてくれるものである。本書では、反応リストの作成にあたり、総計436名のプロトコルを使用し、約5,000個の反応を集計・分類した。各図版の主な反応内容の特徴と概要を紹介した上で、幼稚園児から中学生までの各学年別の反応をわかりやすい一覧にし、Popular反応についても同様に学年ごとの一覧を付した。さらに参考として、包括システム、名大法、阪大法、片口法といった他のスコアリングシステムとの反応領域の対照表を掲載し、各図版について、子どもならではといった楽しい反応をイラスト付きで紹介している。ロールシャッハ法が心の法則性を理解する方法であると同時に、子どもたちの個性的で豊かなイメージの世界を伝え得るものであることを、本書はあらためて示している。日々子どもとかかわる臨床家にとって貴重な示唆に富む一冊となるであろう。
目次
第1章 形態水準をめぐって(H.ロールシャッハの精神診断学;形態水準に対する諸技法の考え;子どもの形態水準;反応内容をめぐって;ロールシャッハ法における個性記述的接近と法則定立的接近)
第2章 子どものロールシャッハ反応(被検児;反応リストの見方)
図版
著者等紹介
松本真理子[マツモトマリコ]
名古屋大学発達心理精神科学教育研究センター教授。名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)
森田美弥子[モリタミヤコ]
名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授。名古屋大学大学院教育学研究科博士後期課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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