内容説明
これまで『ロールシャッハ・テストワークブック』、『ロールシャッハの解釈』の中で紹介されてきたテストの施行法や解釈の原理に加え、テストの成り立ち、性質、基礎的研究がすべて網羅。
目次
第1部 ロールシャッハの歴史と展開(導入;テストの発展:ロールシャッハの各システム;論争・批判・決定)
第2部 ロールシャッハの施行とスコアリング(ロールシャッハの施行:決定と方法;スコアリング:ロールシャッハ言語;反応領域と発達水準:コーディングとその基準;決定因子:コーディングとその基準;形態水準・反応内容・平凡反応・組織化活動;特殊スコア;構造一覧表)
第3部 テストの性質(反応の過程;基準データ)
第4部 解釈(解釈のためのガイドライン;統制とストレス耐性;状況関連ストレス;感情;情報処理過程;認知的媒介;思考;自己知覚;対人知覚と対人行動;最終所見)
附録(形態水準表;非患者児童および思春期非患者のデータ)
著者等紹介
エクスナー,ジョン・E.[エクスナー,ジョンE.][Exner,Jr.,John E.]
1929年~2006年。ニューヨーク州Syracuse生まれ。1958年にCornell大学で臨床心理学の学位(Ph.D.)を取得。30年間に4つの大学で教鞭をとり、Long Island大学の名誉教授として退官。1968年にロールシャッハ研究財団(通称ロールシャッハ・ワークショップス)を設立。ロールシャッハの研究と教育指導を40年にわたって行った。1993年から1999年まで国際ロールシャッハ学会の会長を務め、1994年には米国のSociety of Personality Assessmentの会長も務めた。2000年に、スイスのベルンにロールシャッハ・アーカイブス博物館を設立し、初代館長として最後までその任を全うした。ロールシャッハ・テストの研究や臨床事例に関する著書は20冊あまり、パーソナリティ・アセスメントに関する論文は60本以上におよぶ
中村紀子[ナカムラノリコ]
上智大学大学院博士後期課程満期退学。臨床心理学専攻。臨床心理士。中村心理療法研究室。エクスナー・ジャパン・アソシエイツ代表
野田昌道[ノダマサミチ]
1964年静岡県生まれ。東京大学教育学部卒業。家庭裁判所調査官。臨床心理士。創価大学大学院非常勤講師。神戸家庭裁判所姫路支部勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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