内容説明
本書は、リネハンの弁証法的行動療法とともに、パーソナリティ障害をはじめとする人格の問題にアプローチする最良の方法の一つであり、理論的な入口の広さから多くの心理臨床家、精神科医、心理学者などに読んでもらいたい1冊である。
目次
1 スキーマ療法:概念モデル
2 アセスメントと教育のフェーズ
3 認知的技法
4 体験的技法
5 行動パターンの変容
6 治療関係
7 個々のスキーマに対する具体的な治療戦略
8 モードワーク
9 境界線パーソナリティ障害のスキーマ療法
10 自己愛性パーソナリティ障害のスキーマ療法
著者等紹介
ヤング,ジェフリー・E.[ヤング,ジェフリーE.][Young,Jeffrey E.]
現在コロンビア大学の精神医学部門に所属している。ニューヨーク州の認知療法センターを創立し、同センターの所長でもある。また、コネティカット州のスキーマ療法センターの所長も兼任している。世界中のメンタルヘルスの専門家に対して、20年以上にもわたって認知療法およびスキーマ療法を教えており、際立った教育能力は広く賞賛されている。慢性化した治療抵抗性の障害に対する統合的なアプローチであるスキーマ療法を構築した。これまで認知療法およびスキーマ療法に関する多数の著作を出版している。研究補助金を受けたいくつかのスキーマ療法に関する調査班のコンサルタントを務めており、雑誌“Cognitive Therapy and Research and Cognitive and Behavioral Practice”の編集委員でもある
クロスコ,ジャネット・S.[クロスコ,ジャネットS.][Klosko,Janet S.]
ニューヨーク州Great Neckにおけるロングアイランド認知療法センターの所長の一人であり、マンハッタンにあるスキーマ療法センターおよびニューヨーク州ウッドストックにあるWoodstock Women’s Healthにおける上級サイコロジストでもある。ニューヨーク州立大学から臨床心理学の博士号を授与されており、ブラウン大学医学部にて研修を受けた。ニューヨーク州立大学では、David H.Barlow博士に師事し、不安障害の研究と治療に従事した。米国心理学会から、『科学としての臨床心理学』部門における優秀論文賞を授与されたこともある。英文学の修士号も取得している
ウェイシャー,マジョリエ・E.[ウェイシャー,マジョリエE.][Weishaar,Marjorie E.]
ブラウン大学医学部の精神医学および人間行動科学部門における臨床教授であり、精神医学および心理学専攻の研修員や特別研究員に対して認知療法を教えている。同大学は2つの賞を授与している。ペンシルバニア大学を卒業し、ペンシルバニア州立大学にて3つの修士号を取得している。Aaron T.Beckから認知療法の訓練を、Jeffrey E.Youngからスキーマ療法の訓練を受けたという経歴を持つ。他にも認知療法、特に自殺のリスクへの介入に関する論文や分担執筆を数多く著している。現在、ロードアイランド州Providenceにおいて個人開業にて心理療法を実践している
伊藤絵美[イトウエミ]
洗足ストレスコーピング・サポートオフィス所長、臨床心理士、博士(社会学)。慶応義塾大学文学部人間関係学科心理学専攻卒業、同大学大学院社会学研究科博士課程修了。精神科クリニック、民間企業EAPを経て2004年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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