出版社内容情報
精神障害のある人の雇用可能性を探り,機関や制度の活用,職場開拓も含めた支援のノウハウを紹介したハンドブック。
内容説明
現在、精神障害のある人たちの「働く」ことを支援する機運がこれまでになく高まっている。しかし、精神医療保健福祉領域と職業リハビリテーション機関との連携は必ずしもスムースにいっておらず、雇用支援の基本的な知識やノウハウが現場で十分に活かされていない面がある。本書では、障害者職業カウンセラーとしての豊かな経験を持つ著者が、精神医療保健福祉領域の支援者向けに、精神障害のある人の雇用可能性を探り、本人と一緒に一般就労に向けて挑戦していくためにどのような支援を行ったらよいかを、制度や機関の解説と活用方法、アセスメントからプランニング、職業準備性の向上と求職活動、職業生活の継続という雇用支援の流れに沿って、わかりやすく具体的に記している。
目次
序章 可能性への挑戦―重度脳性マヒのある男性が歩んだ職業自立への道
1 障害者雇用支援の基本的考え方
2 雇用支援に関する制度と職業リハビリテーション機関
3 雇用支援の実際(1)アセスメントからプランニングまで
4 雇用支援の実際(2)準備性の向上と求職活動の支援
5 雇用支援の実際(3)職業生活継続の支援
終章 精神障害者雇用支援の展望
Q&A
資料
著者等紹介
相澤欽一[アイザワキンイチ]
独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構山形障害者職業センター所長。1982年早稲田大学第一文学部心理学科卒業。同年、雇用促進事業団に入り、山口心身障害者職業センター勤務。その後、組織改編で、日本障害者雇用促進協会、独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構へと所属変更。その間、障害者職業カウンセラーとして広島障害者職業センター、主任障害者職業カウンセラーとして青森、茨城、大阪、宮城の地域障害者職業センター、技術援助係長および研修課長補佐として障害者職業総合センター勤務。2006年より現職。日本職業リハビリテーション学会運営理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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