子どもたちとのナラティヴ・セラピー

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 204p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784772409926
  • NDC分類 493.937
  • Cコード C3011

内容説明

本書はナラティヴ・セラピー創始者である著者による、子どもたちやその家族とのセラピーの実践とアイデアが惜しみなく盛り込まれた1冊である。全章にわたって、「外在化」、「リ・メンバリング」、そして「足場作り」などのナラティヴ・セラピー理論とそれに対応する実践技術が示され、その統合が試みられている。特に、第1章では、ナラティヴ・プラクティスのミクロ地図が創案、提示され、視覚的にも明瞭となって、読者の理解は大いに進むことであろう。セラピストの取るべき立場、子どもたちとのセラピーで気をつけなければならないこと、など欠くことができない重要事項の説明に加えて、第3章、第5章では、実際にナラティヴ・セラピーを進めるなかで出てくる問題や疑問への対処が、インタビュー形式でわかりやすく解説されている。好評の『ナラティヴ・セラピーって何?』『ナラティヴ・セラピーみんなのQ&A』に続く、ダルウィッチ・センター入門書シリーズ待望の第3弾。

目次

第1章 子どものいる家族とのナラティヴ・プラクティス―外在化再訪
第2章 子どもたちやその家族と仕事をするときのセラピストの立場
第3章 重大なトラウマを経験した子どもたちに対応する―ナラティヴ・パースペクティヴ
第4章 子どもたち好みのストーリーの聴衆を創造する
第5章 親と子、児童保護機関と家族の共同作業を促す

著者等紹介

小森康永[コモリヤスナガ]
1960年岐阜県生まれ。1985年岐阜大学医学部卒業。以後10年間にわたり同大学小児科に籍を置き、MRI等で研修し、主に小児の情緒障害の診療に従事。1995年名古屋大学医学部で精神科研修。現在、愛知県がんセンター中央病院(精神科医)

奥野光[オクノヒカル]
1974年愛媛県生まれ。1997年国際基督教大学教養学部卒業。2002年名古屋大学大学院教育学研究科単位取得。現在、二松学舎大学学生相談室非常勤カウンセラー(臨床心理士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。