臨床心理学レクチャー
臨床実践のための質的研究法入門

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  • サイズ A5判/ページ数 295p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784772409575
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

内容説明

本書は、臨床実践に有益な研究方法論である質的研究法を誰にでもわかりやすく解き明かしたものです。カウンセリングや心理療法における質的研究に用いられてきた方法の紹介、実際例の要約、そして問題点や論点の概観などを通し、質的研究の代名詞ともなっているグラウンデッド・セオリー・アプローチをはじめ、テキスト解釈や現象学的アプローチ、エスノグラフ、会話分析など多くの研究方法を章立てて論じ、実際に質的研究を行なう際のポイントを詳説しています。これから質的研究法を実際進めてみたいという研究者や臨床家に最適な1冊となっています。

目次

第1章 質的研究と心理療法の再構成
第2章 テクスト解釈学の活用
第3章 現象学的アプローチ
第4章 質的研究法の中核としてのテクスト解釈学と現象学
第5章 エスノグラフィック・アプローチ
第6章 グラウンデッド・セオリー
第7章 会話、談話、ナラティヴの分析
第8章 “ブリコラージュ”としての質的研究
第9章 質的研究の方法:包括的な観点
第10章 効果研究における質的研究の役割
第11章 質的研究の利用に関する批判的諸問題

著者等紹介

マクレオッド,ジョン[マクレオッド,ジョン][McLeod,John]
英国スコットランドのDandeeにあるAbertay大学のカウンセリング学の教授。ナラティヴ、カウンセリングの技法、質的研究法などに関する著書・論文は多数。最近は、ポストモダン時代のカウンセリングや心理療法のあり方について、歴史や文化に関する深い造詣に基づき、積極的に発言している。また、実践家であるとともに質的研究法に深い関心をもち、臨床的な観点から質的研究法を実践している研究者でもある

下山晴彦[シモヤマハルヒコ]
1983年、東京大学大学院教育学研究科博士課程中退。東京大学学生相談所助手、東京工業大学保健管理センター講師、東京大学大学院教育学研究科助教授を経て、東京大学大学院臨床心理学コース教授。博士(教育学)、臨床心理士

谷口明子[タニグチアキコ]
2005年、東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。現在、武蔵野大学専任講師。博士(教育学)、臨床心理士

原田杏子[ハラダキョウコ]
2006年、東京大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻臨床心理コース博士課程単位取得退学。八王子医療刑務所調査専門官。臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

snoringdog

0
結構わかりやすくて、まとまっていました。2009/04/30

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